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家庭と学校と会社って(一般)社会じゃないじゃん

この社会は、多くの人の協力によって動かされるようにはなっておらず、むしろ人と人の競争によって動かされることになっています。その競争というのは必ずしも切磋琢磨するようなものではなく、蹴落としあいや奪い合いを含むものであり、子供は幼い時分からそれにさらされて生きるのです。
 こうしたこと自体が、いま、ここにある敗北の結果です。人と人の関係がこれほどばらばらになってしまっており、協力して社会を変えていくことが困難な状態に置かれているという、敗北の結果のあらわれが投票率の低迷です。多くの人がばらばらにされ、社会に生起する問題に対して無力な現状があります。投票率を上げていくということは、そうした現状と対峙することです。

『武器としての世論調査』リターンズ――2022年参院選編
 投票率の底から

ちょっと乱暴に言うけど、家庭と学校と会社って(一般)社会じゃないじゃん。
建前上は一般社会に沿っているけど実態は「独自ルール」がまかり通っている場所だよね。

社会に参加するっていうのは、そこではない、家庭でも学校でも会社でもない場所で人と交わり混ざるってことだと思うんだ。そうしていると、そこで活動している人や困らせられている問題が目に入ってくる。そして自分もその人たちや問題解決を支援したくなってきて、その手段として「行政」や「政治」が浮かび上がってきて、それに関わる大きな打ち手が「投票」だなってなる。

おれにとっては「まずこの王道ありき」なんだよ。だから #混ぜなきゃ危険 だし #民主主義は雑談から なの。

そして次に、いや同時に考えた方がいいのは「独自ルールがまかり通っていていいんだっけ? 家庭や学校や会社って」ってこと。それから「独自ルール大集合!」みたいな政治と政治家。

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