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たくさんの優しさをありがとう

日々、外出しては友達とマシンガントークを楽しむ祖母。
そんな祖母を「ばーさんは、どこへいったあー。」と探す、のんびりな祖父。
対照的な二人。

こんな平和そうな二人だが、聞くところによると、
若い頃の祖父母は日々、神経を尖らせていた。戦争だ。
そこには私たちにはとても理解できない程の
心が潰れるほどの、そうやって積み重ねた人生がある。

戦時中、出兵して夫不在の中、一人食糧を仕入れるために奔走する祖母。
親戚からの締め付けも厳しい時代。腰を低く過ごしてきた祖母。

戦争から帰ってきて、戦争について多くは語らない祖父。
子供を棒で叩いて叱る祖父。

悲しいけど、そういう時代だったようだ。
納得いかないけれど、やらなきゃいけないと抱えたジレンマ。
とても想像ができない。

そんな悲しい時代から、数十年が経過し、孫思いの優しい祖父母であった。
見えないけれど、きっと心に抱えた苦しみは大きかったはずだ。
大きかったから、それを語らず、あの世に一緒に持っていったんだろうなあ。

心を大事にできなかった日本。
今やっと時代が変わってきた。心を考える優しい時代へと。

どうか天国で二人仲良く。もう苦しみから解き放たれてね。
おじいちゃん、おばあちゃん、優しさをたくさんありがとう!
大好きだよ。精一杯に生きるよ。ありがとう。

#おじいちゃんおばあちゃんへ


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