こんにちは!

昨日もSDGsについて話をしたのですが、みんなで考えないといけない内容なのと、SDGsに関わるような仕事が入ってきたので、そのことも含めて話をしていこうと思います。

まず、はじめにSDGsのことが全くわからないという方はこちらをご覧ください!

昨日も投稿しましたが僕が参加したのはSDGsのカードゲームです。企業研修にもおすすめの内容で、ある程度人数がいても大丈夫なゲームですが、僕は少人数(5名程度)から始めて、2回目は10名程度で行うのがいいかと思いました。

この理由が今日の本題になるのですが、SDGsを学び、それをちゃんと活かすために必要なことは「自分ごと」として捉えることです。SDGsという言葉は聞いたことあったり、虹色のようなバッチを見たことがある人はかなり増えてきました。しかし、エコの運動でしょ?というような誤認をされている方や、会社はその取組してるけど、結局何をしていいかわからない、という方が多いのは事実です。

その啓蒙活動のために、世界の環境破壊のことや貧困のことを取りあげますが、平穏無事な生活をしている日本人の僕たちにとって、イメージしにくい内容です。この「イメージしにくい」は予防的活動をしていく上で最大の弊害になります。例えば、僕は理学療法士ですので、体を見ることが専門になるのですが、体を悪くしてから元に戻すよりも、体が悪くならない方がいいに決まっています。体を悪くしないという行動は「予防」と言うのですが、この一番分かりやすい例で言うと「運動」です。おそらく、運動は体にいいですか?と言う質問をした時にほとんどの人は「Yes」と答えてくれるでしょう。

さらに、運動はした方がいいか?と言う問いにも「Yse」が多いはずです。しかし、運動をしていますか?と言う問いには「No」がかなりの割合を占めてしまいます。運動をすることで健康になれることもわかるけど運動をすることができない。これは、運動した後の効果がはっきりと「イメージ」できないからです。スポーツと違い、運動は勝負による達成感などはありません。何か目的を見つけなければ続けにくいのです。なので、ダイエットなどで運動をする場合には、数値目標よりも達成した後の感情や状況、行動を明確にイメージした方が続けやすいと言われます。

さて、ここまでお話しした時に、豊かな国の日本に住んでいる僕たちが、世界の問題に対して「自分ごと」として捉え、実行に起こすことが可能でしょうか?なかなかに難しいことがわかると思います。

分からないから、任せたい。指示を出して欲しい。となっちゃって、国や会社が伝えた目標や指針に対して、考えなしに従ってしまうということが起きてしまいます。

これは、僕が昨日お話ししました必勝法の世の中に近いですよね。

ゲームの世界だけだと思っていた必勝法が現実世界では使われてしまってるのが「今」なんです。

これを極端にしたのが、バイオハザードですね。初めて昨日映画を見たのですが、そういう内容になっていて驚きました。まだご覧になったことがない方はぜひ見てみてください。

さて、必勝法に書いたように、良く分からないから誰かが決めて、その指示通りに動いていれば幸せになれる、と思っている「思考停止」状態は皆さんいかがでしょうか。特段、自分で考える必要がないので結構楽な生活はできますよ。

でも、この思考停止状態になってしまうと、自分の人生の自己決定もできなくなります。

終末期医療や介護で良く起きることですが、患者が意識を失った、自分では意思疎通が図れなくなった時に、家族が延命を希望するかどうかの判断に迫られます。多くの場合は、延命を選択されます。そして、ルートや胃瘻が入り、寝たきり状態で、生きる方がいます。語弊を招くと嫌なので説明しますが、ルートがダメとか、胃瘻がダメとか、延命がダメとかそういう話ではありません。ここでお話ししたいのは、いずれ、自分の寿命が尽きる時は人間なら誰にでもあります。そうなった時にどうしたいのかは、目を背けずに話し合える家族がいる人には意思を伝えておく方が、人生の決定を自分でできるということです。話し合うことができない人は保険証や免許の裏にドナーカードみたいになってると思うので、そこに記入するのもいいでしょう。

つまり、お伝えしたいこととしては、SDGsを通して、世界は自分の行動と繋がっているんだ。そして、未来を決めるのは自分の行動の選択によるものなんだ、ということを実感して欲しいということなんですね。

ゲームの中のゴールに、「大いなる富」という目標があるのですが、これは個人ゴールでこの達成のためだけに人生を生きるのもいいでしょう。そして手に入れた富ですが、その時に心地よい暮らしができる環境や社会がなければどうでしょうか?

また、「環境保護の闘士」という目標の方は、環境破壊を起こさないようなプロジェクトばかりを実施し、経済が滞れば、そのプロジェクトすら行えなくなり、手詰まりになるという未来が待っています。

しかし、これはゲームの規模だから実感することで、現実の世の中で一人くらい、私利私欲のために生きたところで、大した影響はありません。しかし、その一人くらいがたくさんいたらどうでしょう?

回り回って自分に返ってきてしまうのです。

つまり、世界は繋がっている。

この大きな課題に対し、いかに自分ごととして捉えていけるか?が、SDGsの最大の壁ですが、まずは小さいところから自分ごととして、選択する癖をつけていきましょう。

というわけで、今日はnoteでまとめていきましたが、
12/27の22:00~24時間配信をスタンドFMとインスタグラムで行います。内容は今日の題のような重ためのことから、フランクなものまで計画しています。

ぜひ、お越しくださいませ!


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