名前のない料理は正義
結婚して以来20数年間、夕食の調理担当をしています。
以前にもちょっと書いたことがあります。
他のご家庭ではどうかわからないのですが、うちでは八宝菜とかオムライスみたいにしっかりとした名前のある料理が食卓に並ぶことはほぼありません。
その日の冷蔵庫の在庫、スーパーの品揃え、それらを組み合わせて、煮る(スープなどを含む)、蒸し煮、オーブン焼き辺りの調理法とかけ合わせます。
炒め物はあまりやりません。炒め物って簡単そうなイメージがありますが、意外にそうでもないし、ずっと付きっきりでいないといけないので、マルチタスク不可避の通常家庭ではおすすめしません。
とにかく、必要な栄養を偏り無く取れるよう、あまり毎日似たようなものにならないよう、大した腕ではないけれどできる限り美味しく食べられるよう、無い知恵を一生懸命絞って考えます。
■ 今日のメニューから①
まずメインは、鶏もも肉、にんじん、玉ねぎ、冷凍コーンをコンソメで煮込んだスープ。ピーマンは後から加えています。
アクも特に気にせず煮込みます。時間は適当です。
思えば特に名前のないありあわせの材料で作る煮込みスープには、子どもたちを育てていた時期にはずいぶん助けられました。
大量に作っておけば、翌々日くらいまで食べられて楽もできます。具材を追加したり、カレー味に変化させたりもできますからね。
■ 今日のメニューから②
いただき物の里芋を蒸してマッシュし、梅干し、塩昆布、ごまと混ぜたもの。
蒸すって良いんですよね。
鍋に水を張り、蒸し器の受台を乗っけて、その上にせいろを乗せ、野菜などを入れ、フタをして放置して適当な時間おいておけば出来上がりますから。
里芋をマッシュするなら少々長い時間放置してもOKですし。
こうした蒸し器の受台、せいろがあると便利です。
この手のせいろは、段数を増やして複数の食材を一気に調理できるので、そうした点でも便利です。
うちではキッチンの壁のフックにこうして掛けて、インテリアのようにしています。
■ 名前のない料理は正義
ほんと名前のない料理ばかり作ってきました。
娘からたまに「あの料理の作り方教えてよ、うーんと、◯◯と△△が入っててて煮込んだみたいな…」みたいに言われることもあります。
分量もいい加減だから教えるも何もないのですが…
でも良いんです、しっかりとした名前のある料理でなくても。
名前のない料理は正義なんです。
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