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真っ暗で寝る夜

とても充実した一日だった。


以前は何かしらの家事をするとき、自分のためではなくいつでも彼のためという認識が少なからずあった。

健気に頑張っていたが、そもそも私は、頑張っていると思ったら息苦しくなるタイプの人間である。


別れてから自分の時間がたっぷりあって、その時間は自分の好きなように使ってよくなった。

(最初からそうしてよかったのだが、勝手に自分で頑張っていた)


大好きなガーベラの花を生けたり、頂きもののフルーツがあったので安い赤ワインを買ってサングリアを仕込んだり。

寝具を洗濯したり、自分のためだけの自炊をしたり。

お気に入りのセーターの毛玉を取ったり、ブーツの革のお手入れをしたり。

半身浴をして大好きな西森博之の漫画を読んだり、歌を聴いたり。


とにかくストレスフリーな一日だった。

自由に生きることは素晴らしい。徐々に心が解放されつつある。今はそんなに寂しくないかもしれない。



あとは、エロくてセクシーで私のことをギャンギャン言わせたったという男から連絡がきた。突然の電話。年が明けたらこちらに遊びに来るらしい。またギャンギャン言わせてくれるなら会いたいと思う。



久しぶりに最初から電気を真っ暗にしてベッドに入った。

このままいい夢を見られますように。

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