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北海に期待の“大型右腕” 熊谷陽輝が2023年のドラフト戦線を賑わせる!

10月20日のドラフト会議は目前に迫っているが、来年のドラフト戦線に向けた動きも動き出している。今回は、北海道で来年注目を集めることが予想される、高校2年生の大型右腕を取り上げる。

2022年10月3日 高校野球秋季北海道大会
札幌日大0-7北海(7回コールド)

熊谷陽輝(北海) 2年 投手 183㎝97kg 右投右打

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同じ札幌地区同士の強豪対決は中盤に突き放した北海がコールド勝ちをおさめて準決勝進出を決めた。その立役者となったのが、エースの熊谷陽輝(2年)だ。

旧チームから主戦を務めており、最初にピッチングを見たのは今年春の北海道大会、対苫小牧中央戦だった。試合は今年のドラフト上位候補である斉藤優汰(3年)との投手戦となり、最終的には2対3で敗れたものの、下級生とは思えない堂々とした体格は印象に残っている。

ちなみに、この時の最速は139キロだった。夏の札幌支部予選の対札幌南戦では1失点完投勝利をおさめているが、この試合では最速142キロをマークしている。

この日は前に見た2試合と比べても相手打線に力があるということもあって、立ち上がりは制球重視に見えたが、初回を3人で抑えると2回以降はスピードアップし、最速は146キロに達した。

スピードはもちろんだが、それ以上に成長が感じられたのがフォームとリリースである。まだ上半身の力が強く見えるものの、力むことなく楽に腕を振ることができており、リリースに力を集中しようという意識も感じることができる。

◆スケールは申し分ない…2023年ドラフトで注目されそうな逸材

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