独立リーグ・福井に注目のドラフト候補　浜将乃介は万能タイプの野手…中学時代は福留孝介を打ち取る！

10月20日のドラフト会議まで1カ月あまり…いよいよ運命の時が迫ってきた。全国のドラフト候補を紹介している「プロアマ野球研究所」。今回は独立リーグで面白い存在になっている“万能タイプの野手”を取り上げる。

2022年9月14日　プロアマ交流戦
日本ハム二軍2-1日本海オセアンリーグ選抜

浜将乃介（福井ネクサスエレファンツ）　22歳　遊撃手兼外野手　181㎝81kg　右投左打　東海大甲府→高知ファイティングドッグス

昨日の記事では、富山GRNサンダーバーズの松原快（23歳・投手・高朋）を取り上げた。その一方で、同じ日本海オセアンリーグの野手でNPBスカウト陣から高い注目を集めている選手が、福井ネクサスエレファンツの浜将乃介だ。中学生の時に、テレビ番組の企画で福留孝介（当時・阪神）と対戦し、見事に打ち取っている。

中学時代は大阪福島リトルシニアで投手としてプレーし、当時から注目を集めていた選手である。東海大甲府進学後に本格的に野手に転向。3年時にはプロ志望届を提出したものの指名は見送られ、卒業後は四国アイランドリーグの高知へ入団し、昨年までの3年間で成績を着実に伸ばした。今年から日本海オセアンリーグの福井に移籍している。

この日は、選抜チームの1番、ショートで出場。まずアピールしたのは守備だ。1回はノーアウト一塁の場面で、2番の片岡奨人が放った後方へのフライに素早く反応してダイビングキャッチ。一塁ランナーは俊足の五十幡亮汰で、既にセカンドベースの手前まで進んでおり、もし捕球できていなければ、サードまで進んでいた可能性は高く、味方投手を助ける大きなプレーとなった。

前述したように、元々はピッチャーで、高校から主に外野手としてプレーしていただけに、シートノックでは、まだ動きのスムーズさは物足りなかったが、4回にゴロをさばいた場面での出足の鋭さと、低くて伸びる送球は目を見張るものがあった。

◆大学4年生と同じ年齢…ドラフトで指名される可能性は…!?