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独立リーグ・富山にプロ注目の右腕…松原快、元ヤクルトの林昌勇をイメージさせる投球フォーム 最速は150キロ超

いよいよ、10月20日に開かれるドラフト会議まで約1カ月に迫ってきた。各球団が最終的な指名リストを作成すべく、検討に入っている。連日、ドラフト候補を紹介している「プロアマ野球研究所」。今回は独立リーグで注目を集めている本格派右腕を取り上げる。

2022年9月14日 プロアマ交流戦
日本ハム二軍2-1日本海オセアンリーグ選抜

松原快(富山GRNサンダーバーズ) 23歳 投手 180cm84kg 右投右打 高朋→ロキテクノ富山

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昨年までBCリーグに所属していた4球団(福井は別会社となりチーム名も変更)が分離し、今年からスタートした日本海オセアンリーグ。チーム自体は一から立ち上げたわけではなく、選手のレベルは、BCリーグや四国アイランドリーグと比べても決して低くない。その中でもNPBのスカウト陣から、にわかに注目を集めている投手が富山GRNサンダーバーズの松原快だ。

高朋高校時代は3年夏に背番号10で投手陣の一角を担い、富山大会の決勝まで進出している。卒業後は社会人のロキテクノ富山(入部時点ではクラブチーム登録)で4年間プレー。大学卒の投手が多い中で目立った成績を残すことはできなかった。しかし、今年から富山GRNサンダーバーズへ移籍し、環境の変化がプラスになったのか、ストレートは150キロを超えるまでにスピードアップしたという。

この日は7回からマウンドに上がると、先頭打者に四球を与えて、続く打者にもボールが先行してストライクをとりにいった甘い球をとらえられて二塁打を浴び1失点だったものの、1つの三振を奪うなど、今シーズンの成長ぶりをアピールした。

持ち味は、独特のボールの角度とストレートの勢いだ。サイドスローに近いスリークォーターで、しっかりリリースでボールを抑え込むことができるため、指にかかった時のボールは高めも低めも打者の手元で勢いが落ちることがない。

◆「日本海オセアンリーグ」から初のドラフト指名なるか?

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