見出し画像

マッチする球団は阪神と中日だ! 富士大の左腕 佐藤柳之介 独特のフォームと腕の振りで打者を翻弄 フォームのイメージは「伊藤将司」

今年の明治神宮大会は、広瀬隆太(慶応大→ソフトバンク3位)、常広羽也斗(青山学院大→広島1位)、下村海翔(青山学院大→阪神1位)ら、10月のドラフト会議で指名された選手が活躍を見せた。その一方で、3年生以下にも彼らに負けないパフォーマンスを披露した来年以降のドラフト候補も少なくない。今回は、そんな有望株のなかから、来年の東北球界を牽引することになりそうな実戦派のサウスポーを取り上げたい。
 
2023年11月16日 明治神宮野球大会・大学の部
上武大0-1富士大
 
佐藤柳之介(富士大) 3年 投手 179cm85kg 左投左打 東陵

球の出どころが見えにくい佐藤柳之介(富士大)

富士大が、上武大学との白熱の試合を制した。勝利の立役者は、先発のマウンドに上がった佐藤柳之介だ。
 
東陵時代は、下級生の頃から主戦投手を任され、3年夏に行われた宮城県の独自大会では、エースとしてチームを準決勝進出に導いている。
 
富士大に進むと、1年春からリーグ戦で2勝をマークし、続く大学選手権でも登板した。しかし、その後は故障に苦しみ、1年秋から2年秋までの3シーズンはわずか1試合の登板にとどまる。今年の春にようやく復活を果たす。大学選手権では2試合に先発していずれも無失点と好投。チームの準決勝進出に力を尽くした。

◆なぜ、阪神と中日にマッチするのか?

ここから先は

1,271字
この記事のみ ¥ 100
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?