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山梨学院大の4番、宮崎一樹が2023年ドラフトの注目候補へ…俊足強肩の大型外野手 秋のリーグ戦で大活躍!

10月のドラフト会議に向けて候補選手が絞り込まれていくことになるが、「プロアマ野球研究所」では、最後までリストに残りそうな選手はもちろん、来年以降のドラフト候補も積極的に紹介していく。今回は、今年大ブレイクを果たした地方大学の大型外野手を取り上げる。

2022年9月18日 関甲新学生野球秋季リーグ戦
平成国際大1-5山梨学院大

宮崎一樹(山梨学院大) 3年 外野手 184㎝82kg 右投右打 山梨学院

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中盤に突き放して、平成国際大に勝利した山梨学院大。4番打者としてチームを牽引したのが宮崎一樹だ。高校時代は3年時に春夏連続で甲子園に出場。しかし、3試合中ともフル出場はしておらず(2試合は途中交代、1試合は途中出場)、チームの中でもそれほど目立つ存在ではなかった。

しかし、大学進学後、順調にスケールアップを果たし、2年秋から外野の一角に定着。昨年春は打率.340と好成績を残すと、今年春も打率.333、12盗塁で盗塁王のタイトルを獲得し、ベストナインも受賞するなど、リーグを代表する外野手へと成長を遂げている。

まず、目についたのがセンターの守備だ。シートノックから動きの良さ、スローイングの速さは目立ち、大型でダイナミックに動く姿からは運動能力の高さがうかがえた。

実戦では3度フライを処理する機会があり、落下点に入るまでのスピードが際立っていた。この秋は、前日の試合までの5試合で11安打、2本塁打を放ち、打率.550という数字を残している。相手バッテリーがかなり警戒していることがうかがえたが、そんな厳しいマークの中でも第1打席と第4打席にライト前ヒットを放ち、盗塁も1つ決めた。

◆2023年のドラフト戦線に浮上へ…プロの需要は非常に高いタイプ

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