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中学軟式で最速143キロ…聖心ウルスラ聡明中・森陽樹に大阪桐蔭、花咲徳栄など強豪校が熱視線!187㎝の大型右腕

「プロアマ野球研究所」は、ドラフト候補について、月に20本程度の分析記事を配信している。今回は“番外編”ということで、中学軟式で早くも高い注目を集めている、最速143キロを誇る大型右腕を取り上げたい。

2022年8月22日 全日本少年軟式野球大会
聖心ウルスラ聡明中2-4上一色中

森陽樹(聖心ウルスラ聡明中) 3年 投手 187cm76kg 右投左打

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全国の各地区予選を勝ち上がったチームによって行われている全日本少年軟式野球大会。シニアやボーイズといった硬式のクラブチームに比べると、注目度は少し落ちるものの、全国の強豪が集まるということでレベルは高く、今年の「夏の甲子園」で大活躍した浅野翔吾(高松商)も3年前に出場している。今年は、九州に早くも140キロを超えるスピードを誇る投手がいるという評判を聞き、22日に行われた1回戦に足を運んだ。

その投手とは、宮崎県延岡市にある聖心ウルスラ聡明中のエース、森陽樹だ。聖心ウルスラと言えば、高校球界では宮崎県内で屈指の強豪校で、戸郷翔征(巨人)の母校としても知られる。ただ、中学の野球部はまだ創部から3年目という新しいチームである。

森は、歴史が浅いチームが全国大会に出場する原動力となった。中学生ということもあってまだ細身だとはいえ、187cmの長身で他のチームメイトと比べても頭一つ抜けており、すぐにその姿を認識することができた。

まず、試合前、ベンチ横のブルペンで行っていた投球練習に驚かされた。体重移動のスピードや腕の振りに加え、ボールの勢いは、今年の高校3年生と言われても全く驚かないレベルにあったのだ。

◆高校野球の強豪校コーチが視察に…“大器”であることは間違いない

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