見出し画像

高校時代に佐々木朗希と投げ合った大型右腕!筑波大・西舘洸希の潜在能力とは…!? 弟も中央大エースで活躍中

社会人野球の都市対抗、高校野球の甲子園大会も終わり、今年のドラフト候補がアピールする場も徐々に限られてくる時期になった。これから10月のドラフト会議に向けて候補選手が絞り込まれていくことになるが、最後までリストに残りそうな選手はもちろん、来年以降の候補も積極的に紹介していきたいと思う。今回は首都大学リーグで屈指のポテンシャルの高さを誇る大型右腕を取り上げる。

2022年9月3日 首都大学野球秋季リーグ戦
日本体育大2-3×筑波大(延長11回タイブレーク)

西舘洸希(筑波大) 4年 投手 187cm92kg  右投右打 盛岡三

画像1

二刀流で注目を集める日本体育大の矢沢宏太(4年・投手兼外野手・藤嶺藤沢)の秋季リーグ初戦ということで、スタンドには10球団、20人以上のスカウトが集結していた。そんな多くのスカウト陣の前で、筑波大の西舘洸希が矢沢と見事な投げ合いを演じた。

高校時代は岩手県内で評判の右腕で、3年夏には当時2年だった佐々木朗希(ロッテ)とも投げ合っている。その試合は現地で見ていたが、最速140キロながら、安定感のあるピッチングは印象に残っている。

筑波大進学後、リーグ戦の勝ち星は今年の春までで通算2勝と、そこまで目立った実績は残していないが、素材の良さが評価されて2年秋には大学日本代表候補に選出されている。ちなみに、弟で、中央大の西舘勇陽(3年・花巻東)もエースとして活躍中だ。

この日の西舘は、走者を許しながら、粘り強いピッチングを披露した。7回途中まで投げて1失点と先発投手としてしっかり試合を作り、チームの逆転サヨナラ勝ちに大きく貢献している。

◆球速以上にボールに勢い…牽制やフィールディングも安定

ここから先は

746字

¥ 100

期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?