センバツに大阪桐蔭が登場!松尾汐恩、海老根優大、伊藤櫂人…プロ注目のドラフト候補が揃い踏みだ!
雨天順延により、1日遅れの3月19日に開幕した選抜高校野球。プロアマ野球研究所では、1回戦の16試合について、ドラフト候補という観点から注目選手をデイリーで紹介していきたい。大会第6日に行われる1回戦最後のカードは以下の1試合だ。
<大会6日目(1回戦)>
鳴門(徳島)vs大阪桐蔭(大阪)
■現時点で既にドラフト候補
松尾汐恩(大阪桐蔭・3年・捕手)
海老根優大(大阪桐蔭・3年・外野手)
■今大会の活躍次第でドラフト候補に浮上する可能性あり
伊藤櫂人(大阪桐蔭・3年・三塁手)
■大学、社会人を経由して、ドラフト候補に浮上する可能性あり
富田遼弥(鳴門・3年・投手)
川原嗣貴(大阪桐蔭・3年・投手)
丸山一喜(大阪桐蔭・3年・一塁手)
■来年のドラフト候補
前田悠伍(大阪桐蔭・2年・投手)
1回戦は残り1試合となり、最後に登場するチームが、逸材揃いの大阪桐蔭である。その中でもドラフト候補として、最も注目度が高いのが松尾汐恩だ。
旧チームから唯一のレギュラーとしてプレーしており、秋は「不動の3番」に定着。明治神宮大会でも決勝戦で2本のホームランを放ち、見事な活躍でチームの優勝に大きく貢献している。
選抜での注目ポイントは、捕手としての守備面だ。地肩の強さやフットワークは申し分ないが、高校から捕手に転向しただけあって、キャッチング、ブロッキングなどは不安定に見えた。そのあたりが、どこまで改善しているかによって、プロからの評価は大きく変わることになるだろう。
もう1人、高校から直接プロ入りできる可能性がありそうな選手が、中軸を打つ海老根優大。センターから見せる強肩は、高校球界で1、2を争うレベルで、一直線でサードやホームにボールが届く。
また、豪快なフルスイングが持ち味で、芯でとらえた時の打球の勢いと飛距離も間違いなく“超高校級”である。ただ、少し無駄な動きが目立ち、目線がぶれやすいのが課題。バッティングの確実性がどこまで向上しているかに注目したい。
◆続々登場する大阪桐蔭のドラフト候補…鳴門のエースもプロ注目の左腕
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