市立船橋“強打の外野手”篠崎大耀がドラフト戦線に名乗り…スカウト陣の注目が集まる可能性も
「プロアマ野球研究所」は、ドラフト指名が期待されるアマチュア選手について、現在の能力や将来性を分析して、読者の方々に提供している。今回は、昨年の夏から秋にかけて、大きな成長を見せた“強打の高校生外野手”を取り上げる。
2022年9月21日 秋季高校野球千葉県大会
習志野8-9市立船橋
篠崎大耀(市立船橋) 新3年 外野手 173cm80kg 右投左打
千葉県内の強豪校同士の対戦は、習志野の反撃を振り切って市立船橋が逃げ切った。市立船橋の打線を牽引した選手が、4番の篠崎大耀だ。
旧チームから外野の一角に定着。昨年夏の甲子園では、2試合とも7番ライトで出場して、5打数2安打3打点と結果を残している。正直に言うと、筆者は、夏の甲子園で強い印象が残っているわけではない。
秋の千葉県大会習志野戦で、篠崎が驚きの活躍を見せる。まずワンアウト一・二塁で迎えた1回の第1打席で、ライトスタンドへ先制のスリーランを叩き込むと、4点差に追い上げられた6回裏の第4打席に再びライトへのスリーランを放ち、これが決勝点となったのだ。
上背は173cmでそれほどないものの、上半身も下半身も体つきはしっかりしており、打席での雰囲気は申し分ない。少しバット小刻みに揺らして構える一方で、タイミングをとる時の動きは無駄がなく、トップの形が安定している。
◆バットの鋭い振り出しが素晴らしい…高い打撃技術を持つ好打者
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