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旅日記#4 Lübeck

秋のデンマーク・ドイツ旅6日目は、コペンハーゲンからリューベックへ。
デンマークとドイツの国境では、バスごとフェリーに乗り込んで海を渡るという初めての体験をした。

リューベック到着!夜も遅かったのでさっさと宿に向かったのだが、スタッフがいないーーー。というかフロントが見当たらない。インターネットにもつなげられず絶望していたところ、偶然カードキーを持った宿泊者がやって来て建物内に入れてもらえたり、これまた偶然同室(になるはず)の人に出会ってチェックインを手伝ってもらえたりして、やっとの思いでベッドに辿り着くことができた。旅は偶然でできている、本当に。同室にはベルリンで建築を学んでいるという中国人と韓国人の学生が。人見知りにしては頑張って少し交流できてよかった。

さて、気を取り直して翌日はリューベック旧市街を観光。ハンザ同盟の盟主として交易で繁栄していたリューベックは、煉瓦造りの中世の街並みが今なお残っていて、旧市街は世界遺産にもなっている。コンパクトなので歩いて十分に回れた。

教会が目印に。あのとんがりには重要な役目があるのだ。
住宅街の裏道に迷い込むのも楽しい

中世に建てられたヨーロッパ最古(くらい?)の福祉施設、Heiligen Geist Hospital。煉瓦造りの大きな建物の中に小さな個室が並んでいて、教会のように厳かな雰囲気が漂っていて、美しい装飾が施されたホールもあったりして、日本で想像するような福祉施設とは全然違った。

入り口のホール。壁画や柱の装飾が美しい。
ホールにある模型
だだっ広い空間に個室がずらり

Heiligen Geist Hospitalの目の前にあるSt. Jakobi Kirche Lübeckにも立ち寄った。

お手入れする人がいないと何百年も維持できない。

Rathausは、Markt広場に面している市庁舎。巨大な壁の穴はバルト海からの強風を通すためにあるらしい。ゴシック建築(?)なのだろうけど、色の異なる煉瓦だったり、違う様式のデザインが用いられていて面白い。

目抜き通りと広場が市庁舎のピロティのような空間でつながっている
裏側のアーケードも美しい

お目当ての場所を一通り見た後はひたすらに歩き回った。

教会裏にて。立て看板、テーブルとイス、本棚を置けば立派なカフェになっちゃう。
薬局の窓口前にて。ソーシャルディスタンスをとって薬を受け取りましょうってことだろうか??
苔の生えた石畳の道が歩きにくいことこの上ない。。

下調べをしたときに気になっていた、Aegidienhofという福祉集合住宅ものぞいてみた。静かに中庭に足を踏み入れると生活の匂いがそここに。

庭を楽しむ工夫がいっぱい
手作りブランコ

家々が並ぶ通りを歩いていると、格子の奥の方に住宅や中庭がチラっと見えて覗きたくなる。

水運あってのリューベックなので、水辺もちゃんと歩いた。
水に囲まれた旧市街の中心部に向かって小高くなっていて、家々の重なりや教会のとんがり頭が川沿いからもよく見える。

グリーンのとんがりがいくつも
水辺のパブリックスペース

締めはホルステン門(Holstentor)!重すぎて地面にめり込んで傾いていることで有名な門。

名所の前でペットボトルを投げて遊ぶ男の子。自由だね。

一週間のデンマーク・ドイツ旅もついに終わり。ここまでまとめるのにひとつ季節が進んでしまったけれど、旅を形にして残すのってやっぱり大切な気がする。見たもの、感じたこと、たくさんの発見を忘れないように。

旅は続く。

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