FICPI JAPAN
馴染みのない方もいらっしゃるかもしれませんが、知財業界にはいろいろな組織があります(どの業界でも同じだと思いますが)。
例えば、日本の弁理士は全員日本弁理士会の会員です。会員登録をしていない方は、例え弁理士試験に合格していても弁理士と名乗ることはできません。
日本弁理士会は国内の組織ですが、これとは別に、有志で集まる国際的な組織も多数あり、毎年いろいろな国で会議が開催されます。私も、自称国際派の弁理士としていろいろな国際組織に入会しています(と言っても、たいていの組織はお金さえ払えば入会できますが)。
そんな中で、今年から新たに国際弁理士連盟(Fédération Internationale des Conseils en Propriété Intellectuelle:通称FICPI)に入会しました(ちなみに英語では、International Federation of Intellectual Property Attorneys)。
トップの画像はその会員バッジです。
なお、正確には、FICPIの中の日本の組織であるFICPI JAPANが私の所属先となります。数ある知財系国際組織の中では、割と小規模な集まりですが、その分、意識の高い人が集まっているとかいないとか?私も入会したばかりなのであまり分かっていません。(笑)
とりあえず、今年の9月にフランスのカンヌで国際会議が予定されているので、そこで色々と知見を深めることができたらな、と思っています。
先ずは無事に開催されることを願うばかりです。
ちなみに、私が参加しているその他の国際組織は以下の通りです。
INTA:International Trademark Association(国際商標協会)
知財系で世界最大の集まりです。なお「商標」となっていますが、これは米国の商標弁護士の集まりから始まった、という歴史の名残で、現在は半数以上が特許を扱う弁理士・弁護士だと思います。
毎年5月頃に全体的な国際会議(Annual Meeting)が行われており、今年は4/30~5/4にワシントンD.C.で開催される予定です(私は今年は不参加です。DC近郊に住む所内の別のメンバーが参加すると思います)。
AIPPI:Association Internationale pour la Protection de la Propriété Intellectuelle(国際知的財産保護協会)
INTAよりもよりアカデミックな組織といわれていますが、こちらは欧州から始まった組織です。毎年9月か10月に国際会議が行われており、今年は9/10~9/14にサンフランシスコで開催される予定です。
APAA:Asian Patent Attorneys Association(アジア弁理士協会)
アジアの弁理士の集まりです。日本、韓国、台湾の弁理士が中心となって立ち上げた組織ですが、現在はオーストラリアなどのオセアニアの国の弁理士・弁護士も加わっています。欧米の方たちはObserverという形であれば参加が可能です。
こちらの国際会議(APAA Council Meeting)は10月か11月頃に開催されており、今年は10/15~10/18に韓国の釜山で開催される予定です。
もちろん、毎年全ての国際会議に出席するわけではないです。今年はどこに行けるでしょうか。行くことができたら、またここでご報告したいと思います。
こちらのNOTEをご覧になってくださっている方の中で、自分もこの会議に行きますよ~という方がいらっしゃったら、是非ご連絡ください!
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