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会社設立のきっかけ

採用活動から感じた課題感

 もともとのきっかけとなった問題意識は、パブリックタレントモビリティのグループ会社で採用活動をしていて、行政組織の方からのエントリーが多いなと感じていましたことです。
 ありがたいことだったんですが、別の視点で考えてみると「日本の一つの社会問題だな」と感じていました。

 というのも、行政組織出身の方々は総じて優秀ですし、働く動機も「世の中のため」という感覚をもたれています。また、いろいろと問題意識をもって取り組まれようともされています。そういった意欲がありながらも、「今の組織ではそれを実現できない」という壁を感じて、外に出たい、となっています。もちろん、組織内にとどまることが正解とも言い切れないのですが、こういった意欲ある方々が行政の内側で活躍頂けるほうがこれからの日本にとっていいのにな、と感じていました。

2つのしてみたいこと、挑戦

 そういった思いがあった中で、2つのことをしてみたいと考えるようになりました。

 一つは、行政の組織そのものを変えていくこと。採用でお会いする方の話を伺っていて、「今の行政組織は、人事の視点からすると、もったいない。もっとできることがあるのに」と感じています。であれば、そこに直接的にアプローチしてみよう、と。これは、エンゲージメントサーベイというかたちでスタートしています。次の段階として、人材活用の一つとしてキャリアパスの多様化は重要であり、「デジタルの領域でもっと専門性を磨きたい」という方向けのキャリアパスのとして、我々が研修として出向者を受け入れて2年でお戻しすることにも取り組みます。我々、パブリックタレントモビリティの一つのコンセプトになっています。

 もう一つは、とはいえ、行政組織の外に出たいと考える方がいるのは仕方ないですし、そういう流れが当面は続くと思っています。であれば、そういった方々の受け皿となれないか、と。あわよくば、当社を経由してまた行政領域にもどって活躍してもらえないか、と。そんな”通り道”の機能となれないか、と考えました。
 
グループ会社であるグラビス・アーキテクツもその機能を担いうるのですが、経営方針や人材方針も明確にあり、また長期的に活躍頂くことを前提で採用しています。そういった中で、別の“箱”を新たにもつことで、もう少しすそ野を広げてチャレンジできるのではないかという方向になりました。これは、行政組織からの研修出向受入と考え方は近いですね。

これが一つの形として結実したのが、我々、パブリックタレントモビリティです。

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