第3回目のパーパス経営ラボ 開催しました。
パーパス浸透に必要なことは?
今回は創業90年!横浜にあるナカノ株式会社3代目の窪田さんに「自社でのパーパス浸透」について工夫してきたことをご紹介頂きました。(以下、このnoteを書いている天平の主観も多く含まれます)
我々はどこから来て、どこへ向かうのか?
パーパス(社会における存在意義)は会社の歴史や展望と切っても切り離せないものです。そこで、「我々はどこから来て、どこへ向かうのか?」を理解しておくことは重要。ナカノ株式会社では「よい!よい!よいしょ!」という創業事業である故繊維業の掛け声を元にした「ルーツを確認するための締めの音頭」を行っています。
役割を認識するための特別な役職名
ナカノ株式会社の役職名は一見すると「??」が頭に浮かびます。例えば部長は「中孚(ちゅうふ)」という役職名。名刺にも「中孚」と記載されるので、自分で説明しなければなりません。これによって役割の認識がより深まります。 ※中孚の役割り:企業理念を浸透させ、自由な中にまとまりのある組織を作ること
その他、ありとあらゆる活動をパーパスと結びつける
評価制度、日報、普通に仕事をするだけでISO14001の要件を満たすような業務設計など、あらゆる活動をパーパスと結びつけています。もちろんどれも簡単な訳ではありません。窪田さんが取組んできた20年という歳月の重みを感じました。
そして何よりも大切なことは、、、
窪田さんが最後におっしゃっていたのは「経営者がパーパスを信じること」の重要性です。ナカノ株式会社では「エコソフィー」というパーパスに相当する言葉と、「活かす」「他利自得」というバリューがあります。この言葉を心から信じ、日々使い倒すこと。これによって従業員も少しずつ意味を理解し、自ら使うようになります。
事業内容は関係ない
最後に興味深かったことは、窪田さんがおっしゃっていた「パーパス経営に事業内容は関係ない」です。ナカノ株式会社はリサイクル事業を行っているため、意図せずともパーパス経営を推進できるように思われます。しかし「私はどんな事業をしようとも根幹は変わらない」という窪田さんの言葉が印象に残りました。
経済と環境を混然一体ととらえる人の知恵「エコソフィー」はナカノ株式会社が、窪田さんが、どのような事業をしようとも変わらない根幹なのでしょう。
以上、他にもたくさんの工夫をご紹介頂きましたが、noteに書くのはここまでにしておきます。資料はこちらからダウンロードできますので、ご興味のある方はどうぞ!
https://drive.google.com/file/d/1CKJI5QsjgZSFEzDuRmdBKUSEaurQdR1I/view?usp=sharing
それでは次回(第4回)もお楽しみに!内容の確認、お申込は以下のURLからどうぞ!
https://note.com/p_pml/n/n3b7e225f40a6