見出し画像

積読ではなく、読むのが非常に遅いだけだ

最早何冊くらい積読があるか把握していない(20冊以上はあると思う)。端から見れば完全に積読している人間に見えるだろうが、見方を変えれば「沢山の本を同時並行で読んでいるので、積読ではない。読むのが非常に遅いので、積読しているように見えるだけだ」という考え方(言い訳)がきる。2~3年くらいのスパンで見れば、割とどの本も最後まで読み終えているものだ。

そんな言い訳をしつつ、流石に少しは自分の読書スタイルをアップデートした方が良い気がしている。私が読書に目覚めるキッカケとなった本『読書の技法』では、人生の時間は有限なのだから、読む本を選別すべきと説いている。

私はこの本を読んで読書に目覚めたにもかかわらず、この本の教えを完全に無視して、興味の赴くままに本を購入している。少しばかり言い訳するならば、上記の本はあくまでビジネスパーソンを読者層として想定しており、どちらかと言うと「仕事で活かすための読書」すなわち「必要に駆られて行う読書」に関することが書かれている。選定されている本も専門書や新書が多く、小説やエッセイはあまり取り上げられていない(完全にそのようなジャンルを否定しておらず、むしろ人間の感情を知るために小説は重要だと説いている)。

あくまで趣味のための読書だからと言って深く考えずに本を購入していたが、少しは何の本を読むか選定した方が良い気がしてきた。

特に、最近本を読んでいて、自分の歴史分野における知識が全然足りていないことを痛感する。世界史と日本史の知識を共通テストレベルには身につけておかないと、本の内容を深く理解することができないのではと考える。そう思って『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』『一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書』を購入したのだが、見事に積んでいる。最近、世界史の方を少しずつ読み始めている。

本当に歴史の知識を自分のものにしようと思ったら、高校生向けの問題集を購入して実際に解く必要があると思う。アウトプットこそ暗記に必要なものだ。ただ、正直「仕事で使うわけでもないのに、そこまでする?」という気持ちに陥ってしまう。とはいうものの、少し込み入った内容の本には必ずと言っていいほど歴史に言及した内容が含まれるので、一度体系的に歴史の知識を学ぶことは有益だとは想像できる。重い腰を上げて取り組むことにしようか。

普段、「この本を○○までに読む」みたいな計画は立てないのだが、「必要に駆られて行う読書」の場合は、目次をベースとしてToDoに分解して、Googleカレンダーに予定として入れている。例えば、ポーカーを真剣に取り組むため『エド・ミラーのポーカースクール』を最近読み始めたが、目次を基にして13個のToDoにして、Googleカレンダーにいつ読むか配置している。

趣味の読書に対してはここまでタスク管理を行うことはないが、必要に駆られて行う読書では、ある程度集中して読書する必要があるので、ToDo化して義務感をつけている。

相変わらず多読・乱読の読書スタイルを崩すつもりはないが、もう少し読む本を考えて読書を楽しもうかと思っている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?