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落合陽一氏の本を3冊読んだ

落合陽一氏の著書である『魔法の世紀』『デジタルネイチャー』『半歩先を読む思考法』を連続で読んだ。

落合陽一氏のnoteマガジンを読みたいと連載当初から思っていたのだが、購読料が月4,000円近くであり、当時学生だった私はそこまで経済的余裕が無く、中々購読し始めることができなかった。

そんな中、落合陽一氏のnoteをまとめた『半歩先を読む思考法』が発売された。落合陽一氏の思考を少しでも理解するためには、落合陽一氏の初めての著書である『魔法の世紀』と、その続編である『デジタルネイチャー』を読む必要があると思い、早く『半歩先を読む思考法』を読いたい気持ちを抑えて、この2冊を読んだ。

『魔法の世紀』はまだ読み進めることができた。それでも、本の内容を完全に理解したとは言えないが。

『デジタルネイチャー』は読み進めるのに本当に苦労した。あまりにもカタカナ言葉が多すぎる。もう少し日本語の言葉を使えなかったのか、とも思う。ただ。デジタルやITは日本が特に弱い分野であり、デジタルやITの概念を表現するのに使える日本語は少ないのかもしれない。

そう思って『半歩先を読む思考法』を読んだが、やはりカタカナ言葉は多用されていた。デジタルの話ではもちろん多用されていたし、デジタル以外の話でもカタカナ言葉は多用されていた。

ただ、『半歩先を読む思考法』は割とスラスラ読めた。一部何を言っているかよくわからない箇所があったが、それはきっと私の頭が悪いのだろう。

よく「頭の良い人はわかりやすく説明できる」みたいなことが言われているが、別にそんなことはないと思う。聞き手が馬鹿だったら、頭の良い人がどんなにわかりやすく説明しても、結局理解できないと思う。聞き手の能力の問題なのに、話し手の能力が低いと捉えられるのは甚だおかしい話だ。もちろん、頭の悪い人が分かりにくい説明をするという例もある。

『半歩先を読む思考法』で一番面白かったのは、休憩に関する以下の文章だ。

実際人は休んでいる時間のほうが少ないから、「休んだんだ」という記憶があれば休まず働けるのではないかというトンデモ理論を僕は胸に秘めている。

本当にトンデモ理論だから笑ってしまう。一応、落合陽一氏は冗談っぽく言っているが、休憩など必要ないとは本気で思ってそうである。私は体力がないから落合陽一氏のような人生に憧れることはないが、そんな生き方をしている人が生み出す文章だったり、作品だったりは好きだ。



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