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引っ越しを機に「本は紙派」について見直してみる

読書家の間での永遠のテーマと言えば「紙の本」か「電子書籍」のどちらで読書するかということだ。当然、両者にメリットは存在する。

私は専ら紙の本派だ。いくつかの例外はあるが、基本的に読書する本は全て紙の本を購入する。

勿論、紙の本を利用する理由として、機能的メリットを見出している部分もある。例えば、紙の本はページをパラパラとめくって、本の全体像や雰囲気を掴むことができる。また、私は本にガシガシ書き込みをしながら読むので、紙の本の方がメモしやすい(その代償として本をメルカリ等で売ることができないのだが……)。

しかし、紙の本を選択する最大の理由は、本が紙という物質として現実世界に存在するからだろう。Kindleは部屋のインテリアにはならないが、紙の本は十分インテリアとして機能する。最早、インテリアとして紙の本を購入していると言っても過言ではないかもしれない。

また、紙の本を手に持って読書している時間が好きだ。紙の本から伝わる重さが心地よく思える。


そんな「紙の本派」だった私だが、引っ越しを機に少しこの姿勢を見直そうかと思っている。

やはり、引っ越しの準備をして思うのは、紙の本はかさばるということだ。私は大体150冊程度の本を所有しており、中々の荷物の量となっている。一応何冊か本を断捨離したのだが、それでもこれだけの本が残っている。

そもそも、私は今まで読んだ本はできれば全て手元に置いておきたいという欲求を持っている。昔は一度読んだ本はメルカリに売って、その売上でまたメルカリで中古の本を買う……みたいなサイクルを回していたのだが、一度売った本をもう一度読み直したいと思ったときがあって、それ以降読んだ本は手元に置いておくようになった。丁度、その頃に本にメモしながら読むと内容が頭に入ってきやすいことに気づき、今の読書スタイルに至る。

「読んだ本を全て手元に置いておきたい」という欲求を満たすには電子書籍一択だろう。デバイスさえあれば、家でなく外出先でも本を参照できる。最近はどこかに宿泊する機会がめっきり減ってしまったが、今後色々な場所を飛び回るような生活をすることがあれば、電子書籍の方が大いに役に立つだろう。


理想を言えば、各々の本の紙と電子書籍の両方を揃えたい。しかし、両方購入するお金があるのなら、別の本を買って読みたいと思ってしまう。今までは本を購入するときは無条件で紙の本を選んでいたが、これからは電子書籍という選択肢も考慮に入れてみたいと思う。

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