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2か月半かかって『読書大全』を読んだ

2か月半かかって、やっと『読書大全』を読み終えた。

この本の内容は決して易しくなかったので、会社帰りなどでは疲れて到底読む気になれなかった。朝早く起きれたときや休日を利用してコツコツと読み進めていた。最近は仕事に忙殺されて全然読書できていなかったが、お盆休みで一気に残り1/4ページを読み、無事読了できた。

本を読了することそれ自体は大した意味を持たないことについて重々承知しているが、それでもこのボリュームの本を読み終えたことに対しては幾ばくかの達成感を覚える。

この本の特徴はただ古典を紹介するのではなく、初めの章で学問の流れを説明していることだと思う。この「流れ」に沿って古典をピックアップするという思想が根付いているため、カタログのような本の紹介になっていないのだと思う。

いわゆる「古典」と呼ばれる本を読むべきという言説を、私は「古典は内容の質が良いから」という理由で受け止めていたが、どうもそれだけではないことがこの本を読んで感じた。どんな本の書き手も、執筆当時に存在していた本の影響を受けているのだ。つまり、本と言うのは過去の本と脈々と繋がっているものであり、その繋がりを捉えることで、本の内容をより深く理解できるのだ、と直感した。

というわけで、この本で紹介されている200冊を順次読んでいこうと思うが、一体どれから読めばいいか迷う。普通に最初から1冊ずつ読んでいけばいいか、それとも興味ある本から読んでいくか。200冊全て読み切る日は果たして来るのだろうか。

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