日記 見知らぬじーじの愛を知る
コーヒーを切らしていたので、近所のコンビニに買いに行く。
わたしの前に並んでいたおじさんが、店員さんとあんまんがどうこう、という話をしているのが、ぼんやり聞こえる。
あんまんねー、美味しいよねえ。と、心の中で知らんおじさんに同意していたんだけど、どうやらあんまんではなくて、「アンパンマン」だったみたい。
レジの前で、お年玉袋を売っていたから、それのことなんじゃないかなあ。
わたしの両親くらいの年代だったから、お正月に孫でも来るのかもしれない。
乱暴な言い方をしてしまえば、お年玉の袋って、取っておくこともないじゃない。
なんでもいいっちゃいいかもしれないけどさ。
でも、あのおじさんは、お孫さんか誰かのためにわざわざアンパンマンの袋探してたんだな、って思ったら、おじちゃん優しいなあ、って思って。
アンパンマン、好きなんだろうな。
まだ小さいのかもしれないね。
喜んでいる顔が見たかったんだろうなあ。
盗み聞きみたいでちょっと申し訳ないけど、朝からいい光景を見たなあ。
アンパンマンの袋、無事に見つかるといいね。
夜は、ピザを食べながらM-1を見なければいけないので、今日はこれで。
よいクリスマスをお過ごしください。
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