ウェッジのセッティング、どうするか問題(その1)

みなさんこんにちは!

プレミアムゴルフスタジオ フィッティングチームの藤原です。

先日、「スプーン(3W)って必要ですか?」というお話をさせていただきましたが
そこで軽くお話した、「ウェッジのセッティングをどうするか」ということを本日はメインに考えていきたいと思います。

男性用クラブのセッティングだと、ひと昔前ではピッチングウェッジ(以下PW)のロフトが48度あたりが主流で、52度、58度の2本を入れるかたが多かったと思いますが、アイアンのストロングロフト化に伴い、PWのロフトが42~46度あたりになってきました。

それによってアプローチウェッジ(以下AW)に相当する52度のウェッジではロフト差が大きくなってしまい、中途半端な距離のアプローチをプレーヤーがコントロールする必要が出てくるため、ショートゲームが苦手な方はさらに苦労する状況になってきています。

※注意※
多くのメーカーさんがアイアンセットと単品ウェッジを販売していると思いますが、そもそもアイアンとウェッジでは設計自体が異なるので、用途や特性が違うということをまず頭に入れていただきつつ、読んでいただければと思います。
女性用セットではAWやSWもアイアンセットの流れの設計の場合もありますし、男性などでクラブにこだわる人のなかにはPWがウェッジの流れの方もいるかと思いますので、ここではPWはアイアンセットの流れ、AW以下はウェッジの流れであるという想定でお話します。

ということで話を戻しますが、PWとAWの中間ロフトを埋めるため、ウェッジのロフト展開を48度や50度など、2度ピッチで最大62度あたりまでバリエーションを広く販売しているメーカーさんも増えてきました。
※48度、50度、52度、54度、56度、58度、60度、62度など

そして別のパターンとして登場してくるのがギャップウェッジ(GW)と呼ばれるPWとAWの中間ロフトにあたるウェッジで、ここでは単純にPWの下の番手と考えてもらってよいです。

そこでまず中間のウェッジを選ぶにあたり、メリット・デメリットをお伝えします。

[ウェッジを選ぶ場合]
〇メリット
 ・スピンがかかりやすい
 ・ロフトバリエーションを選びやすい
 ・アプローチをする際に、他のウェッジとの顔が揃うので構えやすい
●デメリット
 ・飛距離が出にくい
 ・スピンがかかりすぎる

[GWを選ぶ場合]
〇メリット
 ・アイアンの流れで構えやすい
 ・スピンがかかりすぎず、飛距離が安定する
●デメリット
 ・ウェッジに比べるとスピンがかかりにくい
 ・ロフトバリエーションが選べないことが多い


ここからは中間クラブを含むウェッジをどういった用途で使うか、ウェッジに何を求めるのかというところでどちらの選択になるかというお話になります。
が、少し長くなってきたので続きはまた明日にしようかと思います。


プレミアムゴルフスタジオのフィッティングではクラブのセッティングに悩んでいる・ウェッジで何を入れたらいいの?といった問題にもお答えしますので、一度相談してみたいと思った方は是非足を運んでいただければ幸いです。

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それではまた。


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