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誰かを好きになること。


自分の恋愛は苦手なくせに、人から相談されることが多い。そのたびに「(自分はできないけど、)こうするといいと思う!」って得意げに話す私がいる。

こんな男の人がいた。仮に彼の名前をケンジとする。

・ハナコ(仮名)のことが大好き。
・人を好きになると周りが見えなくなるタイプ。(恋は盲目)
・ハナコの恋人になりたいが、ハナコが高嶺の花すぎて自分には不釣り合いだと思い込んでいる。
・ハナコの恋人になれないなら、友達としては見れないから、縁を切りたい。


ちなみにハナコはこんな女の人。

・明るくてみんなに優しく、とってもかわいい。
・でも実は人一倍悩みやすく、元気な反面、さびしがり屋だったりもする。
・そんな部分が男心をくすぐるのである。
・誰からも愛される、人気者。

ケンジは背も高くてかっこいいし、優しくて頭もよくて人気者なのに
ハナコを好きになって、自分には無理だと、かなり自信を失ってしまったみたいだった。結局ケンジは、不安な思いをハナコにぶつけすぎて、告白をした後に友達に戻ることもちょっと難しい状況になっていた。


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恋愛って難しい。私は、自分のことが好きじゃない人が恋愛をすると、うまくいかないと思っている。

自分に自信がない=不安になる=相手を疑ったり、相手のことをちゃんと好きになれない。

私は、自分を好きではなかったし、実際今もまだまだ好きになれてはいない。(だからボーイフレンドがいないわけだけど笑)それが理由で、告白をされても、“なんでこんな私のことを好きだと思うんだろう、この人。私のことを何も知らないじゃないか。”という、なんともひねくれた考えになってしまう。

それに、私はとても弱かった。人を心から好きになることって、難しいし、そしてちょっと、こわい。大学生の時、「(恋愛において)あんまり人のこと好きにならないよね。」って仲の良い友達に言われていたりもした。


自分が誰かを大好きになったとする。仮に私の、そのLOVEの量が120キログラムくらいだったとする。でも相手の私へのLOVEの量が40キログラムくらいだったとする。それをここで、そのLOVEが入った袋を、シーソーにのせてみる!

私の袋は、ずしーんと下に下がり、相手の軽い袋は空高く上がる。相手ばかり高い景色を見れるのに、私はずっと地面に近い場所で低い景色しか見ることができない。私ばかり相手のことを考えて、どんどん相手が綺麗な景色を見て、前に進んでいくような気がして、それがなんだか辛くなってしまう。

だからいつもあまり多くの量のLONEを持たないようにしていた。予防線をはって、自分が傷つかないように、警戒していた。いつも誰かのLOVEの重さに助けられ、自分は高く上がり、遠くの景色を見渡せるような、そんな立ち位置にいた。でも、それでは相手は遠くを見渡せず、成長もできない、楽しくない。しまいには、そんな相手に退屈してしまうような自分だった。なんてあんぽんたんだったんだろう。


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でも、最近になって、気づいたこと。自分を好きになって、相手を思いやることができたら、相手が自分といて絶対得するよ、私はあなたにこんなことができる、私といたら楽しいよ、幸せになれるよ、って自分に100パーセントの自信をもって伝えることができたら、そういう気持ちで人を好きになれたら、与えた分だけきっと返ってくるし、同じ重さのLOVEだったら、シーソーに乗っても2人で同じ高さで、同じくらい綺麗な景色を見ることができるじゃないか!!ということ。



今年の私の目標は、自分をHappyにすること。Happyな自分を好きになって、その好きな自分で、好きな人をHappyにする。人を好きになることを怖がるのをやめて、ケンジを励ましながら、私自身も頑張ろうっと。

(自分に言い聞かせるための、記事でした。)

いつも見てくださっている方、どうもありがとうございます!こうして繋がれる今の時代ってすごい