【パーマカルチャーデザイナーvol.58】 Rie Moriuchi
これはパーマカルチャーデザインコース(以下、PDC)を修了したパーマカルチャーデザイナーたちのリレーコラムです。
※パーマカルチャーとは
"Permaculture is a dance with nature, in which nature leads."
パーマカルチャーとは自然に導かれる自然とのダンスのようなもの。
Bill Mollison
ビル・モリソン
#58 Rie Moriuchi
穏やかな雰囲気をまとっていて、緩やかにひとりひとりと繋がっていくりえちゃんは人生の岐路に立っているところ。
今このときこの瞬間を味わうように過ごしている姿が印象的。
みんなでいることと自分自身でいることを大切にしている彼女からは調和を感じていて、たくさん向き合ってくれた文章から彼女らしさを感じとってもらえたら嬉しいです。
Q1.あなたについておしえてください
森内李衣です。
ここ数年はなにも肩書きはなくて、まだ胸をはって「これをやっています」とは言えないけど、なんでもない ただの自分が 今はしっくりきています。
昔からキャンプをしたり旅をしたり、自然の中にいるのが好きでした。
最近は矢印が外側じゃなく、内側に向いていてそういう時間も好きです。
今は実家のある埼玉に住んでいて、山に小さな道を作る手伝いをしたりしています。
最初は漠然と森の中で暮らしたいなと思って、山の事を勉強し始めました。
大きな自然の力に人の手をあわせて、沢山の生き物が暮らす豊かな森になったら素敵だなぁと思いながらやっています。
まだ自分の場所も暮らしも何もかも探している途中で、これからも変化していくと思うけど、今幸せで家族といられるこの時が大切です。
Q2.パーマカルチャー デザインコースを通して
パーマカルチャーに初めて直接触れたのは、浜松のフォレストガーデン。
最初は自分のフィールドを見つけてからパーマカルチャーの世界に足を踏み入れるんだって思っていたけれど、「どこにいてもできることがあるよ」って教えてもらえた。
その少し前に#57 佐藤慶明さんに会って、彼がいろんな話と共にこのPDCのことを教えてくれました。
「飛び込んでから探してみたらまた違うものがみえるかもしれない。」
それでPDCを受けてみたくなって、いろんなものが私をここに連れてきてくれました。
フィルさん・カイルさん・海さん
この3人から学びたいって思ってこのPDCを受けました。
心にドーンときた言葉がいくつかあって、今もすごく残っています。
デザインとか手法を学びに行ったけど
一番印象に残ってるのは朝の静かな時間。
輪になってみんなと話す時間。
最後の日のチェックアウトの時間。
自分とつながる、みんなと話す。
今の気持ちとか
「こんな事があったよ」とか
もちろん話さなくても大丈夫で。
言葉にならない事もたくさんあるし
うまくいかない事もあるけれど
それも含めて
自分や相手のありのままを受け入れてくれる場所なんだって感じました。
私は不器用でなかなかできないんだけど
もっと素直に柔らかく生きて大丈夫。
みんなが大きなつながりの中にいる。
そうあの輪の中で感じられたのは本当に大きかったです。
みんなとすごせたあの時に感謝です。
ありがとう。
あの時に染み込むみたいに入ってきたものが、今でも地下水みたいに自分の中に流れている感じがしています。
色んなところに仲間がいる、それがあたたかな気持ちにしてくれます。
Q3.あなたにとってパーマカルチャー って
自然と・人と・自分とつながる 生き方や楽しみを教えてくれる世界。
それを分かち合える仲間がいる場所。
自然って無駄がなくてどんなに小さなものも完璧にできていて全部がつながっていて、そう思うと人も自然の一部だから、自然の中で役割がちゃんとあるんじゃないかなって思う。
人が踏みこめない自然もあるけど、みんなどこかで影響しあっている。
沢山の恩恵を受けながら、人がいる事で豊かになる自然もあると思う。
素朴に 自分らしく 幸せに 私も自然の一部なんだって思える生き方がしたい。
それを形にしてくれるパーマカルチャーの世界。
Q4.PDCの中で次にバトンをつなぎたい人
ベルさん。
一緒にいると安心する。
楽しい人。
やわらかくて落ち着いているのに、夢中になると冒険する少年のようにキラキラする。
初めて会った時から、初めて会った気がしなかった。
ベルさん
次お願いします!
2023/8/8 立秋