映画一本400円 - フィリピン留学17日目
こんにちは。p_culturephiliaです。好きな「○○の子」は数の子です。フィリピンデザイン留学の日記を書いています。
3週目も終わりということで、なんだかこの1週間はあっという間でした。CSSの教科書も無事終わり、来週からはjavascriptに入ります。もちろん教科書が終わったとは言っても6時間×4日で終わる程度の基礎レベルではありますが、今後学んでいく素地としては余りあるものが出来たと思います。教科書を読む限りjavascriptはもっと基礎だけ(教科書超薄い)ので構文にさえ慣れてしまえばすぐ終わりそうだな…。
今日は金曜日ということで、卒業式、そしてパーティーがあります。先週は卒業式が夜からで、そしてそのままパーティーでしたが、卒業式の時点で気持ちが死んで部屋にひきこもっていました。今日は卒業式が15時からで場所も違ったので、そちらだけは出席(正直ほんとは行きたくないが…)。
でも今日のは行ってよかった。私のいるCNE1はフィリピン人のための日本語学校も併設しているらしく、5ヶ月間ここで学んだフィリピン人たちが卒業するタイミングでした。来月からは日本で働くそうで、一人ひとり卒業スピーチをしていたのですが、実際日本語がとても上手。「心より篤く御礼を申し上げます」とか言ってた。
最後にみんな揃って『明日があるさ』を流暢な日本語で歌っていました。日本で働くのもなかなか大変なことも多いだろうけど、幸せな生活を送れるよう祈っております(働き先のうち一つは大学の近くだったのでもしかしたらすれ違うかもね)。
てな感じで同じ学校で学んでいたフィリピン人には勝手に親近感を覚えるくせに、同じ学校で学んでいる日本人とは全く目を合わせない私。
最終週には自分のウェブサイトを作るということで、プレゼンテーションをする機会があるのですが、正直人が来てほしくもない、でもとはいえ人が来ないのも嫌だ(わがまま)。「To be honest, I don't have any friends in this school... 」と先生に言ってしまいました。正直先生が見てくれるだけでよいのだが…。
プレゼンテーションをするかどうか自体は私が決められるので、来週までに決めます…多分やるけど、まあどうなるかというところですね(渋い顔)。
で、本当なら夜はパーティーですが、先週これは無理だと思ったので今週は避難。近くのショッピングモール、SM Rosalesに向かいます。
もうなんども一人でバスに乗っているし、SMは15分程度なのでもう慣れっこだ〜と思っていたら学校を出るときに警備員に「Only one?」って聞かれて悲しくなりました。ぼっちも慣れっこです。
タイミングが合わず今度も15分くらいバスを待っていたのですが、思考を巡らせているうちになんだかもうフィリピンの生活に慣れてきたと言うか、それを越えて板についてきたなあという感覚を覚えました。「海外旅行したいなあ」とか思い始めてきたもん。特に部屋にいるともう完全に日常って感じ。ということで片道15分の海外旅行です。到着。
何でも揃うSM(スーパーモール)ですが、映画館も併設されています。
まずは映画館に行って、夜に観る映画のチケットを買います。200ペソ(407円)で一個見れるのでとてもお得ですね。
そしてマクドナルドに。
見た目は日本のマックと変わらないですね。ちなみに略称ですが、マック(Mc)○○とマクド(Mcdo)○○の両方ともメニューに存在しました。
エビバーガーが出てくるのが遅くてフロート溶けちゃった。コーラフロートにチョコがかかってるのがさすがフィリピン。
フィリピンに来て初のマックですが、食べたのは日本キャンペーンのエビバーガー。199ペソ(405円)。
Youtubeを見ていたら広告で出てきて、まんまとやられました。フィリピン、バスの中のテレビを見ていた感じあまり広告に力を入れているとは思わないのですが、「あ、このCMおもしろいな」と思うのはたいていグローバル大企業ですね。とはいえ今回のエビバーガーは単純に美味しそうだったので…。
お味の方は、結構美味しい。えびフィレオなんていつ食べたか覚えてないですけど、日本のそれより衣がクリスピーな(気がする)のが私の好みでした。そういえばCMだとドリンクがふじりんごマックフリーズですけど実際はコーラフロートでしたね。まあ地域によってなかったりするのでしょう。
あとこれはジョリビーもそうでしたが、ポテトが私好みの味…。日本のマックのポテト安くてお腹にたまるから食べるけど塩の味しかしないし食感重いからあんまり好きじゃない、こちらのツイスターポテトはかりかりで味もしっかりついてておいしかったです。あと安い。
次はスーパーでおかしやら夜食用のカップラーメンやらを買いました。
日本だとこれに野菜ジュースと豆乳がついてきます。右のビンはバゴーンという海老の調味料的ななにか。ご飯のお供になればいいなと思って買いました、翌朝試します。
あとアップルフレーバーのビールを買って映画観ながら飲んだ。
買ってるものが日本と何も変わらないんだよな。あと1週間なのに買いすぎ?まあさいあくお土産でも良いし。
あとDairy Milk美味しいですよね。正直海外のチョコって甘すぎて、あと”外国のチョコですよ〜!!!!!っていう味”がしてあまり好きじゃないんですけど、これは甘いけどしつこくなくてとても食べやすいと思う。以前高校の修学旅行でオーストラリアに行ったときにも食べました。日本では見ないけど外国では結構メジャーなのかな…?
買い物を終え、洋服とか本とかをぶらぶら見て、それでもまだ映画が始まるまでに40分くらい時間があったので、Mang Inasalに行きました。
Mang Inasal(マン・イナサル、ヒリガイノン語(なにそれ?)でミスターバーベキューという意味らしい)はチキンやシシグなどのフィリピン的バーベキュー料理やさんです。たくさんあります。
というのも、今まで行ったJolibee(ハンバーガー)、Chowking(中華)、ここMang Inasal(バーベキュー)、あとまだ行っていないGreenwich(イタリア料理、グリニッチと読む)、Red Ribbon(ケーキ屋)、あとはフィリピンにあるバーガーキングも含めてすべて一つの会社、ジョリビーが運営しています。どこにでもこれらのファーストフードがあります。独占すぎるだろ。
席数の多いフィリピンのファーストフードですが、ほぼ埋まるほどの大盛況!
本当はガッツリ行きたいところですがもちろんさっきエビバーガーを食べてしまったのでご飯は食べません(ちなみにここはUnli Riceというご飯おかわり自由の制度で人気。Unlimitedの略です)。代わりに目当てはこちら。
Crema de Leche Halo-halo、クリームハロハロです。Sサイズ64ペソ。よくわかりませんが別に普通のハロハロのように昔からフィリピンの皆さんに馴染みがあるというわけではなく、多分マン・イナサルオリジナルです。かき氷、甘いミルク、バナナ、チーズケーキみたいなプリンみたいななにか、イカソーメンみたいななにか(うそ、ココナッツ)が入ってます。
美味しいことは美味しいんだけど、普通のハロハロと比べるとどうしても見た目も味のバリエーションも劣るな…あと普通のハロハロのほうが若干安いし、普通のハロハロ食べるほうがおすすめです(?)
あと周りのフィリピン人見てるとみんな美味しそうにお肉食べてたので、ぜひもう一回来て肉料理を食べたいと思います。あとおじさんふたりが二人席で向かい合ってハロハロ食べてるのを見て和んだ。
さて、20時になったので映画館に向かいます。
ポスターとか全くなくてまともな写真が取れなかった。レシート兼チケット。というかポスターないのにフィリピン人は何を頼りに映画見に来るんだ…?
観たのはWeathering with you、またの名を天気の子。
別に特段観たいと思っていたわけではないですが、フィリピンで400円で天気の子を観たら面白い(noteのネタになるとも言う)(あと安い)だろうなと先週あたりから思っていました。ただ先週の時点ではマニラ近郊でしかやっておらず諦めかけていましたが、いざ今週最寄りのSM Rosalesの映画スケジュールを見たらやっているということで嬉。
言語は英語吹き替えかなあと思っていましたがなんと日本語+英語字幕。普通に日本で見るのと変わらないじゃん!
感想ですが、やはり私は新海誠作品とは合わないな…感動もしますが、観るとしんどくなってしまう…、それ以上言うことはない。あでも猫の可愛さと凪くんの可愛さとその取り巻きの可愛さは特筆に値する。
ただ東京への郷愁という意味では観てよかった。代々木がたくさん出てきたのは非常にエモい。私はよく代々木で乗り換えをするしたまに散策(というか渋谷とか表参道まで交通費節約のために歩く)をするので、とても懐かしい気持ち(?)になりました。そういえば前代々木歩いた時写真撮ってる人たくさんいたけどあれ天気の子の聖地ってことか…。東京帰りたくなってきた、やっぱり好きだよ東京。
どうでもいいけど天気予報の青梅が青海になってたのはその後ビーナスフォートが出てくる伏線だったんですかね?
山吹町とか、白61とか、いいね〜〜〜〜って場所がたくさん出てきたので、場所だけで言えば新海誠と気が合うかもしれません。それだけ。
ところで観客は20人もいない。300人は入れるシアターだったのでスカスカでした。
フィリピンの映画館は観客のリアクションが激しくて、「Tokyo〜!」「kawaii〜!」みたいなのが結構聞こえてきます。20人でもそれだったので満席だったりしたらもうそれは映画と観客どっちが主役かわからんな。ちなみに最初の「東宝」のときには「Is this Chinese?Korean?or... Japanese?」とつぶやいてる人がいました。え、あなたどうやってこの映画探して観ようと思ったの…。
あと私は映画館で流れる予告編が好きです。本編が始まる前の高揚感と、「自分の知らない世界」が目まぐるしく変わる感じが好き。別に映画自体は普通に日本でも放映されてそうなアメリカの映画が多かったのですが、年齢制限の表記がちょっと面白かった。それぞれの予告編の前に、「つぎは G」「つぎは PG」と大きくカットアウトされます。そこまで年齢制限を強調するほど重要なんだろうか…?
再現図。このデカさの文字がスクリーンの大画面に表示されるのはなかなかの圧倒。
ところで天気の子はPGでした。日本だとGなのに…子どもが銃を使うっていうのはやっぱりあんまり良くないんだろうな。
さて、22時に映画が終わって外に出てみると、全然人がいない。向かいのバスターミナルにも全然いない。え、月曜日に旅行から帰ってきたときには人とバスで溢れてたのに…。
静かなターミナル。こわい。
とはいえ道端にバス待ちの人が数人居るのでそこに合流します。
日本人(や中韓)の学生が少ない地域で学校から15分の距離ということでまあ身元も割れている。トライシクルのおじさんから「CARTHEL(併設されてる母体校)?」としつこく聞かれます。いくら?って聞いたら300ペソって言われました。たけえ(バスだと50ペソ)。というか英語ではあるんだろうけど訛りが強くて何いってんだかわかんねえ。無視してかわしました。板についてきたフィリピン生活ですけど、やはり海外で夜に独り歩きしてることには変わりないんだなと思うと急に怖気づいてきました。
ということでバス待ちしてると思わしきお兄さんに「バス待ってるの?」と確認。すると「そうだよ、どこに行くの?」と聞かれ「CARTHEL」と答えると場所を把握しているよう。10分程度でバスもやってきて、「このバスだよ〜」って教えてくれました。優しい。いざ乗り込むとそのお兄さんの隣の席がたまたま空いていたので「ここ座りなよ」と言ってくれました。優しい。車掌さんにも「この子CARTHELで降りるよ」って3回くらい伝えてくれました。優しい。とはいえ雑談をお互い切り出すわけではなく、「寡黙な男フィリピン人、頼りになるなあ」と思っていました。別れ際なんと言おうかなあと思案。
そろそろかな、、と思ったタイミングで「You're so kind person! God bless you. Thank you so!」と話しかけました。祝福あれはカッコつけた。
と思ったらまだちょっとだけ距離があったみたいで、ちょっとだけ雑談。「僕はSMで働いてるんだよ、✕✕ってお店!」お店の名前を聞き返しましたが聞き取れず、「今度行くよ!」と濁してしまいました…ごめんよ…。「何週間いるの?」「4週間で、今3週目っす」とか話をしていたらすぐ着いてしまい、なんだか名残惜しい感じで別れてしまいました。
他の人のフィリピン旅行記読んでると「街の人が気さくでたくさん話しかけてくれます!^^」みたいなのがたくさんありますけど、私はあんまり話しかけられない。ナンデ…顔が悪いんですカネ…コミュ障の雰囲気は海を越えるんデスカ…?ということでフィリピンの現地の人と雑談したのはこれがほとんど最初。やっぱり楽しいな。残り1週間だけど、できるだけ話しかけてみようかな。
ということで、やはり外出すると色々得ることも考えることもあるしなにより楽しい。明日あさっての土日は特に予定もないですが、またSM行ってご飯食べて映画観ようかな。あとは課題をやらなきゃいけないし、英語とかの勉強もしたい、ダラダラして無駄に過ごすことだけはないようにしないと…。
はい、本日もぐだぐだだらだら書いてきましたが、読んでくれた方はありがとうございました。それでは。
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