週末1000字エッセイ始めます
あっという間に30歳
今年で30歳を迎える。この30年間、24時間365日と同じ時を過ごしている。そのはずが、時の流れが加速している。1週間なんて、息を吸って吐けば終わってしまう。それほどあっという間に感じる。
このまま20代を終え、30代になる。「あっという間だったなあ」と言い続ける。それでいいのだろうか?わたしは、何も考えないで生きているのではないか?
近頃、そのような疑問を抱くようになっていた。
感受性の低下を年齢のせいにしない
“今月のスナップとエッセイ”を書き始めて、丸3年が経った。毎月末に、その月に撮った写真と思ったことを書き綴っている。
毎月25日になると「そろそろ今月も書かないとな」と筆を執る。すると、「今月、わたしは何を感じて、何を考えていたのだろう」と思う。仕事に行き、家に帰り、どこかに出掛けていた。しかし、何を考えていたのか、思い出せない。月初めのことなど、記憶の彼方に飛んでいる。
感受性が低下していると思った。それは、決して悪いことではないのかもしれない。わたしはこの感受性が高さに、悩まされ救われてきたのだ。
少し前まで、小さなことに躓いて心を傷めては、そこから動けないような人間だった。周りの出来事がガラスの欠片になって、己に降り注ぐような感覚に苦しめられていた。
その感覚は、今はもうない。昔に比べ、物事に対してどんと構えられるようになったと思う。
それと同時に、心地よいと感じるセンサーも鈍ってしまった。感受性の豊かな人はポジティブなこともより強く感じられる。それが、写真やエッセイへの原動力になっていたのだが。
最近のわたしは、ネガティブもポジティブもなく、無に近い。
淡々と生きている。感受性の低下は、年のせいかなとも思った。もう多感な時期でもないし。しかし、年齢のせいにしたくない自分がいる。
週末1000字エッセイはじめます
しかし、何にも考えたり、感じたりしていないわけがないのだ。休日の朝はわくわくするし、夕焼けは美しいし、夫と飲む酒はうまい。きっと、気持ちが通り過ぎているだけ。
だから今年、週末1000字エッセイを始める。30歳になる2024年限定で。
毎週末500字から1000字程度、ちょっとしたことを少しずつ書いていこうと思う。そんなわたしの文章が、誰かの心と共鳴したら、嬉しい。
なお、週末1000字エッセイが、今月のスナップとエッセイに反映されると予想される。それはそれでいいかなと思っている。ゆるく長く続けていきたい。
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1年間書き続けると、個人的な内容も含まれてくると思うため、有料マガジン(¥300買い切り)とさせていただきます。全文無料で公開する週もつくる予定です。
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週末1000字エッセイ
2024年限定。週末に1000字程度のエッセイを更新します。出来事、思ったこと、考えたこと、感じたこと。30歳の本音をぽつぽつと綴ります。
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