稲見晶
稲見晶がnote上で発表した詩をまとめたマガジンです。内容は随時追加します。
「生首」をテーマにした小説企画「novel首塚」参加作品です。 1日1話、お題に基づいたお話を書きます。 更新期間:2023年11月1日〜11月30日(予定)
稲見晶の短歌・俳句を集めたマガジンです。ときどき短歌・俳句以外の短い詩も入ります。内容は随時追加します。
毎週日曜日に、詩の感想を書いてみています。 更新時間は気まぐれ。
綺想編纂館(朧)さま主催の "Novelber" イベントで書いた短編小説です。 一日一作、全部で三十作品書きました。 企画説明ツイート: https://twitter.com/Fictionarys/status/1189743297834569728
こんにちは、稲見晶です。 noteで公開している小説『ベルナール・リウー先生御机下』の冊子版を作りました。 pixiv BOOTH にて頒布中です。 <作品情報> 頒布価格:500円 判型など:A5版 本文40ページ(2段組) 表紙用紙:ジャガードGAスノーホワイト 本文用紙:淡クリームキンマリ 72.5g 表紙デザイン:あずさ 様 (Twitter: @azusak114) 1冊のお求めにつき、200円を医療機関へ寄付いたします。 BOOST (購入代金上乗せ) を
少し怖い話を朗読しました。
こんにちは、稲見晶です。 2~3年前に、カミュ『ペスト』の二次創作小説『ベルナール・リウー先生御机下』を書き、note(有料記事)およびBOOTH(冊子版)での販売を始めました。 ありがたいことに、最近でもご購入いただいています。 そこで、この作品の販売にあたって決めていた「頒布額の一部を寄付する」を久しぶりに実行しました。 かつて寄付をしていた「新型コロナウイルス 医療崩壊を防ぐための支援」は受け付けを終了していたため、寄付先を「【国境なき医師団】多くの命が危機にさら
猫愛が伝わってくる本が好きです。たとえば『ねこほぐし』や『猫語の教科書』、『猫語のノート』など。 書店をぶらついているときも、つい猫関連の本は手に取ってしまいます。 そんな感じで見つけたこの本。 表紙には正直かわいいとは言い難い猫又(河鍋暁斎筆)、文庫で全527ページというなかなかの分厚さ、参考文献もびっちり書かれた硬派な雰囲気……。 ですが、パラっと「はじめに」を読んで確信しました。これ、ネコちゃん大好き本です。 書き出し部分を引用すると、 まず、猫について語りたいあ
『人間はどこまで家畜か——現代人の精神構造』が面白かったので、ご紹介します。 本書の中に、「2160年、平穏と調和の時代」としてこんなワンカットが描かれていました。 読んだ途端に、「あ、ちいかわだ」と思いました。くりまんじゅうさんが持っている「お酒の資格」です。 『人間はどこまで家畜か』は、タイトル通り人間について論述する本です。ただ、一度ちいかわらしさを見出してしまうと、記述のあちこちからちいかわの姿が浮かび上がってきます。 人間は自然にちいかわ化してきている、そし
ガーベラのブーケ見つめし勤め人
少年の水筒ガラコロ音が鳴り
筍にしじかむ舌のまま零時
土砂降りに息継ぎ欲す紫陽花や
のっぺりとうつ伏せて聞く走り梅雨
みつ豆の寒天の縁の冷ややかさ
夕立や行くに行かれぬ人ばかり
陽の下に干菓子のごとく紫陽花や
「さあ、手折れ」夾竹桃が唆す
低気圧梅サイダーでやり過ごし
御守りのようにアイスを2本買い