見出し画像

わたしのギラヴァンツ戦評|北九州 vs 愛媛 : 第6節(2022/04/17)

はじめに

この記事を書く目的

  • 筆者がサッカーを”観る”目を養いたい

  • 戦術的な見方での楽しみも知ってもらえると嬉しい 

お願い

筆者はただの素人サッカーファンです。多分に個人的見解が含まれますので、ご了承ください。「こんな見方もあるんだな〜」ぐらいに受け取ってもらえると嬉しいです。

観戦記録

クロス対応の守備原則

今日は前節のこともあり、少し守備面に着目しながら見てました。
ギラヴァンツのクロス対応はどんな原則で行っているのでしょうか?
おそらく、

  • CBは外に出ずに中に残る

  • ゴール前はゾーンで守る

  • 外側のレーンはMFがマンマーク的に落ちてくることでカバー

になっているのではないかなと感じました。

下図で少し説明してみます。
永田選手が左サイドでボール保持者に対応している局面です。
既述の原則を前提とするならば、SBがボールに寄るとCBとの間にスペースができます。この図ではポケットですね。
CBが外に出ない原則で守る場合この空いたスペースのカバーが課題となります。今節はサイドの藤川選手やボランチ的に動く針谷選手が相手選手の動きに合わせて捕まえるシーンが見られました。

クロス対応時はどう原則を作っているのか?

この原則で守ると、ゴール前に人が足りない!みたいな事態は避けられますね。一方でMFの運動量、守備意識/能力が求められるのでそこは難しいところです。

現地で見えた守備意識

今日のDF、MFがラインコントロールを意識する仕草をしているのがいつにも増して見えたように思います。特に前半ですが、ラインを下げすぎずにコントロールしていたようです。結果的に守備全体はコンパクトな距離感だったのではないでしょうか?
一方で高い位置をとったSBの裏を取られがちな気がするのでそこは少し気になりました。クロス対応のところと同様にどうカバー、守備していくのか気になるところですね。

ビルドアップは永遠の課題?

ビルドアップについては毎回書いてるような気がしますね笑(まぁそういうサッカーなので…)
今日は前半で相手のハイプレスがはまってましたね…どれだけ気をつけても詰まる分ミスの確率は高まるので避けたいです…
ただ、その1列目を剥がせばスペースが出来た状態で前を向けるようだったので逆に狙っていきたいですね。
最近は前川選手が落ちてきて起点を作ってくれることが多いのですが、今日は前川選手ではめる明確な相手の意図があったような気がします。そういった場合にどうするのか、サイドを迂回するのか、ロングフィードで裏なのか等々、いろんなバリエーションも求められそうです。

決定機を作れなかった前半

前半はビルドアップ時にボールを下げたのに対して相手がプレスのスイッチを入れてきたようです。剥がしてそのまま展開できればチャンスになるのですが、セットされると相手守備時の実質5バックの距離感に詰まってしまいました…セットされた状態でどう崩すのか、私自身も他チームの試合を見ながら考えてみたりするのですが難しいです…

後半に変わった距離感

前半終わった時点では、前がかりの相手に対して相手のスペースができる分、そこをかわして上手く使えるかが課題だなぁと思っていました。
ところが後半は相手のハイプレスがそこまでキツくなくなりました。
その分ビルドアップはしやすく2列目は前を向いて受けられる、髙澤選手や、前川選手、藤川選手にボールがよく入るようになった気がします。
特に右サイドを抜けてクロス、といったシーンが増えました。

どうすれば点が取れたのか…

決まらない時間帯が続くとしんどいですね…
攻めてるのに、シュートまで行くのに決まらない。こう言う時間帯が続くとカウンターで逆に点取られるシーンはサッカーでよく見るので80分ぐらいからヒヤヒヤしてました笑
どうすれば点を取れるサッカーに近づくのか。
一点だけ気づいたのは攻撃パターンの少なさかなと思いました。パターンが少ないと言うことは、相手守備にとって認知的な負荷がかかりにくく守りやすいということにもつながります。
サイドをえぐってクロス。もしくは1.5~2列目からの裏へのスルーパス。がほとんどだった気がしませんか?
まぁ、結果論なので点が取れればそれでもいいんですけどね…笑

ちなみに基本は4-4-2ですが攻撃時は4-1-2-3(4-3-3)のようになることが多いです(下図)。針谷選手が一つ落ちたり、前川選手や髙澤選手がサイドや中盤に落ちたり、選手の位置は動的ですが大まかにはこの配置になってる気がします。
配置的にはサイドでも中央でも攻撃はやりやすいはずです。
ウィング的に張ってる選手、よく見るのは佐藤選手や藤川選手なんかは縦突破できると思うのでサイドを攻めるのは効いていますよね。
ただ今日は藤川選手が前線で裏抜けのボールを見事なトラップでシュートに持っていくシーンが見れたので、FWが落ちてできたスペースを藤川選手が中に切り込んでいって使っていくような攻撃も良さそうだなと思いました。

攻撃時は4-1-2-3(4-3-3)

最後に

いや〜今日は勝ち点3が取れた試合だったと思います。悔しい!
こういう試合で3ポイントが取れるチームになっていきたいですね!

余談ですが…髙澤選手は自身の交代にかなり不満そうでしたね笑
監督や選手を横目にロッカールーム直行してたので….(その後、呼び戻されて監督に諭されてましたが笑)
まぁ決定機数本逃してるので監督の判断は理解できますが、髙澤選手の悔しい気持ちもわかります…
そういった意味では扱いにくい選手なのかなぁと思ったのですが、個人的にはすごく好きですよ。こういう選手が楽しく、気持ちよくプレーした時の爆発力はすごいですからね。今のデンベレとかハンパないですもん。

2022年4月18日追記:
交代自体ではなく、自身への怒りだったようです🙇‍♂️
不愉快じゃなかったですよ!それぐらいのプレー基準で、気持ちで気持ちで闘っている事が嬉しいのです…。

次節もホームですし次こそ3ポイントで!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?