コスメティックの正体①

世の中には一体どれくらいのコスメ品が出回っているのだろうか。

ふと思い、調べてみたが、具体的に何種類あるのかまではまだつかめない。

調べていくうちに面白いと思ったのが日本化粧品工業連合会のHP

経済産業省の生産動態統計によれば、化粧品の国内工場出荷金額は、2018年は5.2%の増加を示し1兆6942億円となっているという。

くりかえす。

1兆6942億円となっているという。


ところで、皆さんは原価という言葉をご存知だろうか?

原価とは、商品をつくるのに使う一切の費用が、製品の単位当たり幾らになるかを、計算した値のことで、売り上げに対する原価の比率ですを原価率という。


より詳しくいえば、販売した商品の売り上げについて、作るためにかかった材料費の合計が占めている数値のことを指しています。 この原価率を求める式は原価率=売り上げの原価÷売上高×100です。

例えるとラーメンの原価率は平均して30%~35%程度。

1,000円のラーメンの場合は350円の原価がかかる。と、計算で出すことができる。


さてそれでは、化粧品の原価はいくらなのだろうか。

それを知るためには化粧品の原価等等を知らなくては行けないのだが、

そもそも化粧品の中に含まれているほとんどの成分が鉱物油ということをみなさんがご存知だろうか?

鉱物油は他にもミネラルオイルなんて略し方もされるが、これってなんのことだろうか。

この件については大手企業のカネボウさんが問答式で答えてくれている。


”鉱物油は石油を精製して得られる油のことで、英語でミネラルオイルと言われています。製品にはミネラルオイル、ワセリン、パラフィン、流動パラフィンなどと記載されています。地下資源から採られるため鉱物油と呼ばれていますが、そもそも石油は、石炭や琥珀と同じように、太古の生物が長い時間をかけて地下で変化したもので、自然からつくられた油です。
医薬品、医薬部外品、化粧品に使用されている鉱物油は十分に精製されており、肌への刺激もなく、安全性の高い成分です。”


鉱物油は安全性の高い成分である。

とはいっているものの、

肌に良いものであるか、悪いものであるかについての明記はなく、不透明であること。

ただ、鉱物油を使うによって、スキンケア用品は腐ることがなくなる。

つまり、大量生産したあともストックできるので、企業側からのメリットは大きい。

この鉱物油を使わずに生成される製品も存在する。

それがいわゆる無添加とよばれる製品だ。

無添加製品は鉱物油が入っていない代わりに、消費期限がある程度決まっていおり、

腐る。

これは困る。

本当に肌に気を使うのであれば、ちまちまと使うのではなく、なるべくすぐに使用しなければならない。

仮に腐った製品を使用すれば、肌がどんな風になるのか分かったものではない。

また、無添加製品は鉱物油の代わりに植物油が使用されている。

そして、肌に良さそうな感じはあるものの、使ったからと言って肌にいいとは明記されない。

なぜ、後も安全性だけを主張するのか。

ちなみに鉱物油の原価は1缶で40円くらいだとか。

詳細については

不良化粧品一覧ー資生堂よ批判せよ

って暴露本に事細かに記載があるので、一読することを勧める

中には

「こんなこと昔の話だろ?関係ないさ」と、思う人もいるだろう。

確かに昔と今は違う。

ただ、この本が出版された1980年代当初から脈々と受け継がれてきている基本的概念、会社の指標、製造工程の根幹的部分に変革はあったのか。

と言われれば、それは分からない。

この本のタイトルには「反論せよ」と強く記載がされているが

この本が未だに世の中に出回っている。という事実。

この本に記載されている内容を否定することは出来なかったのか。

客観的事実を考慮した上で、本当に今と昔で関係がない。

なんてことが言い切れるのか。

それはあなたの感覚的な主観でのもの言いであり、それが正しいと断定できるだけの確証はあるのかを今一度考えるべきだと思う。