肌の役割3

発汗&筋肉の収縮でコントロールする体温調節機能

外気温に左右されずに、 恒常性をキープ


肌の役割2のところで、“汗
は体内の水分バランスを調整す
るもの”といいましたが、汗に
はもうひとつ大切な任務があり
ます。


それは、体温を一定にコ
ントロールする機能です。


気温などの影響で体が熱いと感じた
ときには汗を出して体の中に溜留
まった熱を放出し、体温を下げ
て平熱を保とうとします。

 もし汗が出なければ、体の中に熱が
こもってしまい、 熱中症を悪化
させる原因になったり、逆に体
内に溜まった余分な水分のせい
で冷えを招くことも。


一方で、寒いと感じたときに
は、真皮層にある立毛筋がキュ
ッと縮み、いわゆる鳥肌が立っ
た状態に。

熱の放出を最小限に
して体の中にある熱をキープし、
冷えから体を守ります。

 私たちが、急激な温度の変化にも速や
かに順応できるのは、肌のおか
げなのです。