ホッピー4杯

飲んで書いて読んで生きがいの大卒フリーター      ホッピーは1瓶で4杯飲みたいです。

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『顔見たくなかった』ショートショート小説

『顔見たくなかった』 「いててっ」  身体中に鋭い痛みが走る。いつの間にこんなところで寝ていたんだろう。辺りを見回すとそこは地下鉄のホームで、青くて硬いベンチに横になっていた。  最近、二十年以上勤めている会社の出した商品に不備が見つかり、その回収だったり、損害の穴埋めだったりで激務に追われ、毎日遅くまでの残業が続いていた。おかげさまで駅のベンチで熟睡してしまうほどの疲労が積まれていたのだ。  凝り固まった身体を少しずつ起こして立ち上がった時、ちょうど電車が来た。どうやらこ

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      • 俺の小説を読んでほしい。

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