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PU22(東都大学野球)2022春季入替戦

リーグ戦振り返りと予想(6/18)


◎初めに

ノートの使い方も知らなければ、文章力も無いという事で、それを少しずつではありますが克服させて頂こうと思い、始めております。貧乏人故、1日3・4試合見させて頂く事が続きましたが、今回は6/18試合前と6/19試合後に分けて書かせて頂きました。見苦しい文章ですが、宜しければどうぞ。

◎中央大学(1部)

リーグ戦5勝7敗(4位)
プレーオフ1勝3敗

今春の戦いと戦力
プレーオフの末、入替戦に臨まなければならない事になってしまった中央大。チーム状況は以下の通り。

・得点力はあるが決め手に欠ける
・接戦に弱い
・ミス絡みの失点が多い
・森下、北村の後に皆川(前橋育英1)は精神的に重すぎないか
・悪循環に陥る時は止まらない

主な投手
石田(静清3)
岩本(石岡第一3)
西舘(花巻東3)
美又(浦和学院2)
三奈木(浦和学院1)

主な野手
北村(近江4)
森下(東海大相模4)
中前(浦和学院3)
高橋(明秀日立3)
石井(作新学院3)
繁永(大阪桐蔭1)
皆川(前橋育英1)

予想
特に素材型が多い印象を受けるのは投手陣。リーグ戦終盤では「締めの西舘」のはずが「困ったら西舘」の状態になってしまった。入替戦ではリードして西舘にバトンを渡したい。

野手は森下、北村の4年生が引っ張る。中前、高橋、石井を彼らの前後に入れてみても良いのだろう。皆川は1年春に3割の打率を叩き出した。頼もしいが、北村、森下の後に置いて負担を大きくするのは良くない。

◎東洋大(2部)

リーグ戦10勝2敗(1位)

今春の戦い
順調に勝ち点を積み重ね、専修大との首位攻防戦では初戦を落としたが、その後見事に2連勝をするなど危なげなく優勝した。その中でも、専修大の菊地(札幌大谷4)にリーグ戦の1戦目で完璧に抑えられたが、対戦出来たのは大きかったのでは。

主な投手
細野(東亜学園3)
松澤(帝京4)
羽田野(汎愛4)
河北(浦和学院4)
岩崎(履正社2)
柿本(東洋大姫路2)
一條(常総学院2)

主な野手
小口(智辯学園4)
松本(龍谷大平安4)
石上(徳島商3)
橋本(花咲徳栄3)
宮下(北海1)

予想
投手陣は左右とも強力で1部に居ても屈指と言えるほどの面々である。先発の柱は細野と松澤。リリーフ待機で強力な面々が備えている。羽田野が復帰してくるのかは不明。

野手陣は小口。とにかく打たない日は無かった。彼の活躍が間違いなくポイントだろう。

入替戦第1戦振り返り(6/19試合後)

ベンチ入り
まず終盤リーグ戦で不在だった投手、東洋大は羽田野(汎愛4)と中央大は大栄(仙台育英3)がベンチ入り。

先発起用
東洋大は先発で細野を送り込む。
そして中央大は先発起用がほとんどない西舘を送り込んだ。これはサプライズ。ただ西舘降板後の継投はどう考えてんだろうという疑問はあった。

●序盤
両者ともランナーを出しながらも無失点で抑えていく素晴らしい投手戦の予感。特に中央大のキャッチャー綱川(健大高崎1)の変化球を初球から多用したリードは冴え渡る。

中盤
徐々に中央大がチャンスを作っていくが、4番北村にバントをさせても無得点で終わってしまう。5回表には細野が2死3塁からギアを最高潮まで上げ、なんと155キロを計測した。

そして迎えた5回裏、東洋大は1死から後藤の左中間へのツーベースでチャンスを作ると、9番橋本(花咲徳栄3)の投手強襲のタイムリーで先制する。その後、四死球と暴投なので1死満塁とし、3番石上(徳島商3)が甘く入った変化球を逃さず打った瞬間となるライトへの満塁ホームランで一挙5点を先制する。西舘はここで降板してしまう。リーグ戦先発起用されてないにも関わらず、ここまで試合を作れたのは褒められるべきである。その後リリーフした三奈木(浦和学院1)が148キロのストレートを軸に失点を許さない。1年生ながら頼もしい存在。

終盤
細野を序盤から攻めていた中央大は、7回表に森下、北村、皆川で1死満塁まで漕ぎ着ける。ここで細野は交代。一條(常総学院2)がマウンドへ。押し出しとWPで2点を失うが、151キロのストレートを軸に最小失点で凌ぐ。
中央大は三奈木→岩本(石岡第一3)へスイッチ。岩本はセンバツでの好投が今も記憶にある。しかし四死球などで崩れ1アウトしか取れず、種橋(日本文理2)へ継投するも更に3失点してしまう。西舘以降の投手の不安があった中央大投手陣が予想した通りに崩れてしまった。ここが最小失点で凌いだ東洋大と、投手力の差として露骨に出てしまったのは辛いもの。

東洋大は最終回に羽田野をマウンドへ。
今日の投球で「まだ本調子では無い」ことが確認出来たのはベンチにとって良かったのではないだろうか。

最後に中央大が追い上げるが及ばず。

結果
中央大 000 000 202 = 4
東洋大 000 050 30X = 8
(中)西舘(154)、三奈木(148)、岩本(144)、種橋(145)ー綱川
(洋)細野(155)、一條(151)、河北(148)、羽田野(150)、島田ー後藤

本塁打:石上(洋・満塁弾)

2戦目以降の展望

●東洋大
惜しみなく、しかも羽田野を試しながら継投で危なげなく逃げ切った。この強力な投手陣を考える石上の満塁弾は試合を決定付けるもの。ただ今日の細野の中盤の投球を見ると、継投のタイミングはもう少し早くても良かったのではないか。小口にもヒットが出たので、この流れで明日決めたいところ。

●中央大
後がなくなった。先発西舘が粘っており、チャンスも序盤からあって東洋大より多かったはずが終わってみれば終盤の4点のみ。4番北村へのバントも併殺を嫌ってなのか分からないが、5番の皆川(前橋育英1)に全部ぶん投げるように見えてしまう。マルチ安打だが打点はあげられていない。中央大は素晴らしい素材が多いが、本当にこのまま終わるのか…。

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