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Ms. Jackson

あまりにも現実がクソなので、ヴァインズがカバーしたアウトキャストの「ミズ・ジャクソン」を聴いている。グラミーを獲った原曲は、最後まで自分を信じることなく、息子の誕生日にも会わせてくれない別れた妻の母親に宛てた曲なんだけど、それをクレイグは、どうしようもなく巨大なものに押しつぶされようとしている幼い恋を、必死で守ろうとあがく少年の苛立ちと悲しみに生まれ変わらせている。これくらいの頃のヴァインズにこういう曲を歌わせたら世界一だと思う。たとえばメレンゲのヒリヒリした感じが好きな人は好きかもしれない。歌詞はだいたいこんな感じ。


すみません、ジャクソンさん
ぼくはホントに
あなたの娘さんを泣かせるつもりはなかったんです
100億回だって謝ります

ぼくと娘さんは特別な関係で
あなたはこれを子どもの恋愛だって言うけど
ぼくらに言わせればちゃんと成熟した恋愛なんだ

ぼくらのこの気持ちが
この気持ちがずっと続けばいいなって思ってる
あなたはステキなピクニックを計画できるけど
でも天気までは当てられないんだ
天気までは当てられないんだ

すみません、ジャクソンさん
ぼくはホントに
あなたの娘さんを泣かせるつもりはなかったんです
100億回だって謝ります

ぼくと娘さんは
特別な関係になってて
あなたはこれを子どもの恋愛だって言うけど
ぼくらに言わせればこれは大人同士の恋なんだ

ぼくらのこの気持ちが
この気持ちがずっと続けばいいなって思ってる
あなたはお上品なピクニックを計画できるけど
でも天気までは当てられないんだ

すみません、ジャクソンさん



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