江古田リヴァー・サイド40

#江古田 #小説

「"アルコ・アイリス”のヴォーカルのかたっぽ、YUZKAです。アタシの事は、知ってる人は知ってる…かな?」

<柚華ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!>

<ぶっひぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!>

<舐めたい。端的に言うと、舐めたい。>

<あぁーーーー美しいんじゃぁぁぁぁぁぁ!!>

 煩悩ダダ漏れのコメの濁流が映し出されるモニタを一瞥すると、仁美は続ける

 「アタシのは、そこにいるリーダーのコーイチです。音楽という表現では、コーイチは大先輩なんで、『好きにして...』って言ってます。

 ...ベッドでは主導権取り返しますけどね♪」

<柚華タソ終了のお知らせ>

<中古乙>

<オ…オデも主導権握られたいお...>

<「ベッドでは」「ベッドでは」「ベッドでは」あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!>

 「あ...あはははは…YUZKAさんはコーイチさんのコト、かなり激しく愛していらっしゃるんですね〜」

 司会者が水を向けると、仁美は喜々とした風に語りだす

 「う~ん、別に普通ですよ〜♪ あ、でもまぁ、浮気したら多分殺しますけど♪

  この前も待ち合わせ場所でそこらにいる女の子目で追ってたんで、後ろから忍び寄って<ー自主規制ー>握っちゃいましたぁ♪

  ホントはそのまま握りつぶしちゃおうかなーとも思ったんですけど、ワタシ、赤ちゃん欲しいんですよねー…だから今回は許してあげました♪

 でも次やったら<ー自主規制ー>、絶対握りつぶしちゃいます♪」

 あー…完っ全に遊んでるな、仁美。

 案の定、ブラウザ上は画面が見えない程のコメの嵐だ。

<うはっ! ヤンデレktkr!!>

<リアル・タマヒュン>

<怖いよー…怖いよー… (>_<)>

<おかーさーーーーーーーーーーんんんんんん!!>

<メンヘラ美女に病む程愛されるとか...sneg?>

<メンヘラキメぇタヒね>

<何故だろう...おに◯に◯がふっくらしてきたお...>

<( ゚∀゚)o彡°おっぱい!おっぱい!>

 ちょっと(だいぶ)重くて若干(だいぶ)メンヘラ気味でほんのり(だいぶ)Sっ気のある一途な美女的キャラクターが、仁美に割り当てられた「キャラクター」だったのだけれど、自分の引き出しをフルに使って演じている。

 …演じてるんだよな?((((;゚Д゚))))

サポート頂けましたら、泣いて喜んで、あなたの住まう方角へ、1日3回の礼拝を行います!