ワタクシゴトデスガ。

久しぶりのテキストがこんな内容で申し訳ないのですが、どうしても届けたい方がいて、エアプ的に届くといいな、という思いもあり、こちらで公開します。
しばらくしたら加筆の上、「堕地蔵〜」マガジンにぶっこみます。


現職を辞することにした。

このところ6連勤、ほぼ連日9:00〜26:00という勤務状態が続いている。

社畜ソルジャーからしたら屁でもないのかも知れないし、常時臨戦態勢で働いていらっしゃる方もいることは理解しているが、僕的には割と限界だ。

だが、こんな状況だからこそできるアウトプットがある。
今の僕の状況を記しておくことだ。

長時間労働にクレーム対応、深夜早朝土日祭日問わず顧客からLINEがくる。
プライベートまで誰かに手綱を握られているようなストレスフルな状況が続くと、どんどん幸福の閾値が下がっていく。
これは、良い出方をすれば「些細なことで幸福を感じられる」ようになるということもあるけれど、それほど強メンタルでもない人間にとっては「人間扱いされない状況」に慣れてしまうという、よろしくない出方になる。

対応しなければならない大量の事案と積み重なるクレーム。
ギリギリの精神と体力で一人で回しているので、あり得ないような凡ミスを犯し、リカバーのための作業がさらに積み重なる。
これらを、一人で回していく。

こうなると最悪だ。
「優しさ」や「自尊心」といった、人が人として生きる上で重要なものがゴリゴリと削られていく。
すると、乗り物であるカラダを放棄して自死という決断に至らぬよう、心は防衛を始める。

「自分が、価値のない存在であるから」
「自分が悪いから」

だからこのような状況に陥っているのだと思い始めるのだ。
ルートは様々であろうが、自死を選んでしまった人やその手前にある人、病んでしまった人は、まずはここを経由する人が多いのではないだろうか?
例えば、僕の妻の場合はその結果病んでしまい、今や国認定の障害者だ。

僕が、なんとかこの文章を書けているのは、友人やフォロワー様がたが、いつも通りに接してくれることが大きい。
そして何より、無償で無上の愛情と信頼と癒しをくれる妻の存在があればこそだ。

そう、僕にはまだ「余裕」がある。
彼ら彼女らの存在と、実は過去に、似たような状況を既に経験済だったことが、そうあれる理由だ。
そしてこの「余裕」は、決して侵されてはならない「余裕」だ。
この余白に、空きがあるとおもって「何か」を入れ込むと、身動きが取れなくなる。
自分の爆弾で閉じ込められたボンバーマンのような状態になるのだ。

他者に優しく、丁寧に接するというのは、自分に余裕がなければできない。
自分のリソースを分け与えるものである以上、リソースが枯渇すればそれを差し出すことができなくなる。
そうなると、他者の優しさを受け止めることも、感謝することもできなくなってしまう。
心身の疲れと焦り、イライラで視野狭窄に陥り、神経も過敏になってしまうため、「そこにある幸福」が見えなくなる。見えたとしても、疎ましくすら感じてしまうようになる。
他者の優しさや気遣いは、痛くて仕方なくなり、普段通り接してくれる人たちには「ラクそうでいいよな」という薄暗い嫉妬を抱くようになる。
そして、良い人は去り、悪い人だけが残る。
あとはどんどん落ちていくだけだ。

だから、この「余白」は死守せねばならない。
ここは僕と、僕の大切な人達の場所だ。


自分を癒そうと思う。
愛する人たちのためにも。

サポート頂けましたら、泣いて喜んで、あなたの住まう方角へ、1日3回の礼拝を行います!