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月面ロンギヌス ステーション ~月面軟着陸~

前に、月に「ロンギヌスの槍」を突き刺すプロジェクトがあったような気がする。それをヒントにしたわけではないが、2023年、月面着陸が失敗したとの報告を聞いて何とか着陸できないものか検討した。

まず、大気がほとんどない。よって、大気の摩擦等による減速はできない。パラシュートのようなメカニズムは使えない。そして、地球の6分の1とはいえ、重力がある。高高度から着陸を目指すと、ほとんど落下しているのと同じになる。なんとかして減速させるしかない。※今回は、クッションのようなモノをつかっての軟着陸は考えない

2023年のトライでは、逆噴射を利用したようだが、途中で燃料が切れてしまい、落ちてバラバラになってしまったようだ。搭載できる燃料には限りがあり、この方法ではかなり難しいのではなかろうか。月着陸船の残骸についてはこちら

結論からいうと、当然、逆噴射は利用するとして、さらに何かにつかまりながら着陸できないだろうか?その何かが、つまり、ロンギヌスの槍だ。

着陸船を飛ばす前に、かなりの長さの槍のようなものを月に刺しておく。どうやって実現するかはここでは問わない(できないのかもしれないが)。その槍へピンポイントで探査機をドッキングさせて、まるで消防士が救急車へ乗り込むのに棒を使って上の待機所から降りてくるように、槍につかまりながら降りてくる。

ものすごい負荷がかかるだろうが大気を利用した減速ができない以上、槍との摩擦で減速するしかないのではないだろうか。発生する熱は、夜ならばマイナス200度近くまで下がるのでそれほど苦にはならないかと。槍の材質をかなりの強度にしておけば繰り返し使うことができ、月面ステーションの役割を果たせるかもしれない。

参考文献:月惑星表面への着陸の困難さについてはJAXAのこの資料など


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