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コロナ陽性者を見て感じたこと

今週初めて、うちの会社に従業員とお客さん複数名の新型コロナウイルス陽性が確認された。それに伴い、今月末まで臨時休業をすることとなった。

今までは近くに陽性者はおらず、感染拡大と言われても他人事のようだった。
ましてや統計を見ても(特にオミクロン株)軽症か無症状が多かったので、社会を止めてまで対応するのはどうかとまで思っていた。

安心のために検査を受けたいんだろうが、変にナイーブになって検査を受けたがために、陽性が見つかり周りに影響を与えるケースは多いと思っている。

うちのケースも似たようだった。熱を出して検査したら陽性だったという人もいたが、発端は風邪っぽい症状を疑って検査を受けたら陽性だったのだ。

行動履歴を追うとうちの会社での行動に因果関係はなく、濃厚接触も該当はないとのことだったので、通常通り営業を続けていてもよかった。
社長とどうしようかと話していたら、お互い個人的には大丈夫じゃないかとの認識だった。
いや待てよ。濃厚接触もないし大丈夫とはいえ、このまま続けてお客さんはどう思うだろうか。
そこを考えたとき、これまた合致したのが正直に現状を通知し、健康観察期間を設けて休業がいいとの判断だった。

休業期間中多くの問い合わせが来るのだろうと予想された。しかし、予想よりもはるかに少なく、片手で収まるくらいだった。
おそらく、お客さんは会社の対応に少なくとも安心してくれたのだろう。
お客さんの安心を買うという意味では良い対応だったのだろうと感じた。

統計から見ても、コロナ自体は自分自身罹っても恐くはない。(隔離がめんどくさいだろうが。)
しかし、お客さんは違う。不安もあれば心配ごともある。

科学的にこうであるから大丈夫とか安心だとか正論を押し通すよりもやはりお客さんの立場に立つことが最重要だと改めて感じさせられた。

今回の休業時間は勉強になる時間だったのでシェアしたいと思う。

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