演劇ゲーム第3話

怖くて眠れない

少し気分転換にキッチンでも行こう

水を飲んでは落ち着いて眠れるだろう

キッチンに行くと薄明かりがついていた


そこでは、 日本人のともみと ライアンが話し合っていた

あらどうしたの?

ちょっと眠れなくてね


ライアンとともみとは昔からの演劇仲間だ。

昔はよく3人で
劇の練習が終わると近くのキッチンで ご飯を食べた。

一時ライアン とともみは付き合ってたことすらある。
主人公が劇団戻った時に、二人はとても喜んでくれていた


そうよね、怖くて私も寝れなかったの。それでキッチンに来たら先にライアンがいたの


主人公は
そういえば亡くなった総支配人とは付き合いはなかったのかと聞いた

ともみは


長かった。あなたがこの劇場れてから、 10年くらいかな総支配人が現れた
総支配人は、 これまで銀行員で働いてたんだけど、 退職金を使ってこの赤字続きだった劇場を救ってくれたの。

そうなのか。 でもなんで劇場なんか助けたりしたんだろう

そうね  それは不思議よね

私も彼と出会った頃に聞いてみたことがあるの
たらうまくはぐらかされたの


総支配人はあなたの事も知っているのよ、とともみは言って主人公に目をやった
あなたは、 この劇場のスターだから

スターなんてやめてくれよもう俺は何時でもあにこもう出てた人間なんだ外の人間だよ

そんなことない。 私たちにとってあなたは 今でも大切な仲間よ

ありがとう

自然と感謝のことがでた

コンビニで物を買う際、エレベーターのボタンを押してもらう際
ありがとうという言葉を使っている

ただ本当に心からこの言葉を使ったことはなかった


自分はハリウッド極めた人間だ
ただすぐに若い役者たちが僕の位置を奪っていった

シンプルにすごく嫉妬した

何十年ぶりにともみとライアンと出会って今まで感じたことのない感情がふつふゆと湧き上がってきた


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