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【休日の予定を考えているあなたへ】ベストオブ脱出ゲームを勝手におすすめする

ozの趣味はリアル脱出ゲームだ。

リアル脱出ゲームとは、制限時間内に謎や暗号を解き明かし、部屋を脱出したり事件の犯人を突き止めるゲーム。
チーム戦であることも多いため、推理力以外にコミュニケーション力、先読み能力が問われる。
SCRAP(スクラップ)という会社が主要都市で毎日何かしらのイベントを開催している。

2019年も25〜30個近くの脱出ゲームに参加した。
ゲームの満足度を左右するのは、脱出成功/失敗だけではない。
自分には、大きく以下3つの要因がある。

①脱出成功による達成感
②ストーリーと謎が組み合わさる爽快感
③お祭り、ファンイベントとしての高揚感

②ストーリーと謎が組み合わさる爽快感は説明が難しいのだが、全体のストーリー(物語)の筋と謎解きの運びがぴったりと噛み合うことがある。
例えば、主人公が「鬼は敵だが、鬼を殺さないと決めている」とする。
その場合、例え制限時間以内に部屋を脱出できたとしても鬼を殺してしまうとOUTになる、といった具合だ。

③お祭り、ファンイベントとしての高揚感もまた一興だ。
2019年夏、幕張メッセで開催されたドラゴンクエストの『大魔王ゾーマからの脱出』は、ドラクエファン垂涎のイベントだった。
細かいアイテムイベントがリアルに見れたり、町々を辿るあのプロセスが自分の足で再現できるのだ。
(ぱふぱふ企画もあったが残念ながら…なんと課金制であきらめた)

上記3つが強く感じられた、2019年開催のベストオブ脱出ゲームを紹介したい。
一部は2020年も開催予定だし、しばらくすると再演される可能性もある。
最後に今すぐ取り組める謎解き本の紹介もあるので、ぜひご覧いただきたい。

注意事項!
・本記事はネタバレを一切しません。(設定・キャラクターに触れる程度)
・ランキングはozの独断と偏見です。
・開催情報など最新の情報は必ずSCRAP公式ページでご確認ください。


第5位『地下謎(メトロ)への招待状』&『USJ 名探偵コナン・ザ・エスケープ紺青の序幕』

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冒頭から2作品も選んでしまったが、両方とも毎年恒例行事となった一大脱出ゲームである。
前者のメトロは、東京メトロ1日乗り放題券とキットを元に謎を解き、駅という駅を渡り歩くゲームである。
名前は知っているが、一度も降りたことのない駅はないだろうか?
生まれも育ちも東京の自分だが、本謎解きで初降車の駅にいくつも出会うことができた。
未開の駅に謎を通じて導かれ、新鮮な風景のもと散歩したり、名所を訪れるのが実に楽しい。
制限時間もないので、友達とのゆっくりプレイ、謎とき初心者の方にも十分におすすめできる。
2019年版は2020年2月までプレイしており、メトロ主要駅からキットを購入してチャレンジ可能だ。

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後者の名探偵コナンは、USJのいちアトラクションとして楽しむことができる。
推しポイントは、キャストが実際にコナンの登場人物を表情豊かに演じ、謎溢れるコナンの世界に連れてってくれる点だ。
リアル脱出ゲームの中には、キャストが1〜2名入るタイプもあるが、コナンはその比ではない。

蘭姉ちゃんが空手で戦う!
服部平次がバイクを乗り回す!
えっあなた怪盗キッドだったんデスカー!?

※注意:登場人物はその年によって異なります

まるで舞台に入り込んだかのような規模感が素晴らしく、毎年感動で涙ぐみながら参加している。
大阪在住でない方も、ぜひ遠征してみて欲しい。
ちなみに、当日チケットが確保できる保証はないので、事前にチケットを確保するのがおすすめだ。
2020年のゲームだが、自分は3月に遊びに行く予定だ。


第4位『秘密結社からの脱出』

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SCRAPオリジナルストーリーの脱出ゲーム。
改造人間を生み出す、凶悪な秘密結社のアジトから脱出するというシンプルな筋書きだが、内容は奥深い。
なんと、脱出過程で自分が◯◯されてしまうかもしれないのだ…!
まさか自分があんな◯◯してあんな◯◯◯をとらされるとは…

伏せ字無しで言えることは、【誰もが主役になれる】ことが味わえる又とない経験になるということだ。
謎自体も、コンビネーション・チームワーク力が求められる難易度の高いルーム型(本当に部屋から脱出するタイプ)で、非常に楽しめる。
2020年も名古屋で開催中なのでぜひ試してみて欲しい。


第3位『忘れられた実験室からの脱出』

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ベスト・オブ・オリジナルストーリー賞があるとしたら、このゲームのためにある。
忘れられた実験室に置き去りにされた1体のロボット。
登場シーンは少々びっくりするかもしれないが、徐々に深まってゆく絆、そして衝撃のラストに涙が禁じ得ない。
泣ける脱出ゲーム、いや、泣ける謎解きエンターテイメントなんて、今まであっただろうか。
脱出ゲームでは、ネタバレのため2回目以降の参加が原則禁止されているが、謎を解かなくても良いからこっそりまた参加したくなるくらいだ。
周囲の長年の謎解きファンも太鼓判を押すルーム型。
新宿歌舞伎町のMYSTERY CIRCUSでしばらく開催しているので、参加必須だ。


第2位『ときどき監視員が見回りに来る部屋からの脱出』

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第3位と非常に迷ったが、この形式のルーム型の真骨頂とも言うべきゲームとして2位に選んだ。
監視員が10分に1度、部屋を見回りに来るのをかいくぐりながら謎を解き、部屋から脱出しなければならない。
この設定の元々、さまざまなトラップが張り巡らされており、試行錯誤を繰り返すのが面白い。
ところどころ驚く要素、心臓が高鳴る工夫がされており、制限時間中1秒も気を抜くことができない。
やや近いゲームだと『追跡者Xからの脱出』があったが、断然に満足度が高くなった。
2020年もまだまだ各地で開催しているので、仲間を連れてこのドキドキに挑んで欲しい。


第1位『偽りの楽園(ネバーランド)からの脱出』

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アニメファンだとゲームへの期待度が自然と高くなる。
その期待を上回るのは、制作者には酷であるが困難を極めると言ってもいい。
しかし、その期待をやすやすを超えてきたのがこの作品だ。
約束のネバーランドは、子供が向き合う真実の残酷さ、そして時を超えて仲間を信じ続ける心が光るアニメだ。
この脱出ゲームはその魅力を存分に、2倍にも100倍にも引き出して味合わせてくれる。

もちろん、本アニメを知らない方もフェアに挑戦することができるので心配はいらない。
謎解きの難易度は中くらい程度。
しかし終盤のあのシーンは、思わず自分も脱出ゲームであることを忘れ、叫び、ちょっと泣いた。


以上、2019年開催のベストオブ脱出ゲームだった。
最後に、リアル脱出ゲームに参加するのはまだ緊張する、謎解きの腕試しをしたい、全部参加して物足りないという方のために。
おすすめゲームブックなども紹介しよう。

リアル脱出ゲームのハラハラを味わうにはコレだ!
ゲームブックなので制限時間はないものの、人狼ゲーム特有の「誰が嘘ついているのだろう?」と疑心暗鬼になるドキドキが味わえること請け合いだ。

ルネが成長するとき、あなたは衝撃のラストを目撃する…
RPGならではの自分と主人公の一体感が味わえるゲームブック。
なお、ルネシリーズはリアルの脱出ゲームも展開されていたり、ゲームブック第2弾も販売されている。

魔法を唱えてモンスターを召喚せよ!
ただし、スマホゲームほど一筋縄ではいかない…
自ら魔法書を開き、魔法陣の如く書き込みをするのがだんだんハマってくる。

以上で紹介は終わりだ。

2020年もたくさん脱出ゲームに行ける1年にしたい。

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