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星の王子さまとキツネ

絆を知らない王子さまに語る、キツネの思い描く絆の話があまりにも素敵で、この物語の中で最も好きなシーンなのです。

なつくってどういうこと?
それはね、「絆を結ぶ」ということだよ。
もし君がぼくをなつかせてくれたら、ぼくの暮らしは急に陽がさしたようになる。
ぼくは、ほかの誰ともちがうきみの足音が、わかるようになる。ほかの足音なら、ぼくは地面にもぐって隠れる。でもきみの足音は、音楽みたいに、ぼくを巣の外へいざなうんだ。
それに、ほら!むこうに麦畑が見えるだろう?ぼくはパンを食べない。だから小麦にはなんの用もない。麦畑を見ても、心に浮かぶものもない。それはさびしいことだ!
でもきみは、金色の髪をしている。そのきみがぼくをなつかせてくれたら、すてきだろうなあ!
金色に耀く小麦を見ただけで、ぼくはきみを思い出すようになる。麦畑をわたっていく風の音まで、好きになる…。 (引用「星の王子さま」新潮文庫)

  

ですから、あの人やあの方や、あの子やあの娘とも、もし絆を結ぶことができたとしたら、どんなに素敵でしょう。

世界が彩られ、もっとずっとカラフルになっていくことでしょうね。そして、折々に、彼らのことを思い出すでしょう。

洗車をしているCMを観て、Oちゃんのことを思い出し、さらに星の王子さまを思い出した、この頃のことです♪

一回行ってみたいな✨

ほら! 洗車から箱根にまで広がりました🤗


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