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IPA使用を断念しました

と言っても、ほとんどの人は何それ?ですよね。
洗浄や掃除などもでも使用されるので知ってる人は知ってるかな。
IPAは、イソプロピルアルコールまたはイソプロパノールとも呼ばれます。

アルコールインクアートではエタノールがまずよく使われてますが、上級者や海外のアーティストなどはIPA 100%(イソプロパノール99.9%以上)をガンガン使っています。

メリットは、艶が出る事とはっきりとした綺麗なラインが出せるということ。
ラインというのはこんな感じです。

これは最初にラインを出せた時のもので、まだまだ。
私はお初でたまたま出たけれど、IPAを使用しても必ず出せるものではなく、特に湿度が高いとラインは出にくいそうです。(雨の日。梅雨時なんか特にね)

小麦畑にもラインがありました。

IPAで素敵な作品を作っている方も多いのですが、難点は取扱い要注意なこと。

IPAは消防法(第4類アルコール類)と労働安全衛生法の有機溶剤中毒予防規則(有機則)に該当する、揮発性の有機化合物。

制作には、防毒マスク、手袋、保護メガネの着用が必要です。それに換気!

私のIPA制作セット

アルコールインクアートを始めた時は、エタノールばかりでIPAのことはほとんど知らなかったのです。

 1年間のオンラインコースを昨年末から始めたのですが、その時も先々IPAはやらずにおこうと思ってました。
取扱いがむずかしい物だと知ったので、面倒そうだし家に入れない方がいいかなと思って。

ところが、先生のカッコいい素敵な作品たちはラインを武器にしたものだとわかってきちゃったのですよ。(遅い)
だから、先生はふんわりデザインよりラインに詳しいのです。

次第に見慣れてくると、YouTubeやPintrestで見ていてこれはIPA使用した作品だなとわかるようになってきて。
ラインはやっぱり魅力的。ええい、やっちゃえ!とIPAを使い始めました。

でもね、なんだかガスマスクしてるのに制作してると口の中が変な味で、口が腫れぼったく感じたり、、
 最初は少しだったので、マスクのゴムが合わないのかな、気のせいかな?と思ったり。
皆さん、あまり気にならないのか、私が気にしすぎ?と思ったりしてました。

でも使うほど、口の中が辛いような苦いような、違和感が続いてだんだん使用が辛くなってきて、制作自体をためらうようなってしまいました。

これではいけない!と、10日ほど前にIPAでの制作をもう一度やってみる事を決意、体の状態もしっかり検証することにしました。
そして先生にも、使用していてどうか、他の人に何かあるかどうか質問メールを送り。
そういうことはないそうで、生徒さんで頭痛した方がいてマスクのフィルターが古くなったのに取り替えなかっただけだったそうでした。

そうこうするうちに、次第に「症状」が強くなってきて、寝るまで口がビリビリ治らず、翌朝は治っていても自分の部屋に入るとまた「症状」復活。
気のせいではないことが確実になってきました。

部屋に入ると辛いので、ほとんどMacの前にもいられなくて😢
noteは、いつも大人の目に優しい(笑)大画面のMacかiPADで見ていてスマホは慣れなくて、noteも遠ざかってしまいました。🙇‍♀️

数日たっても、部屋以外でも床に座ったりしていると症状が発生。自室は2階でも、1階の隅などでもビリっと感じるように。IPAは下に溜まるのです。

とうとう、肋骨が締め付けられるような痛みがしだしてこれはヤバイぞと。
過去に、接着剤、アイロン用スプレー、ハイターなどで、もっと酷い胸の痛みで転がっていたことがあって、これ以上なると呼吸困難で死ぬかもなんて恐怖だったので。ああなったら大変。

今も部屋に長くいると少し反応が。
だいぶ薄まった感じはしてますけどね。☺️

防毒マスクセットの写真は、幸い前に撮ってあったのですが実物の色調を確かめようとマスクを袋から出したらグっ、激辛味!!
残留してるよ〜💦

IPAは、他の分野でも注意すれば問題なく普通に使用されているものなのです。
私の体質的なものなんでしょうね。😥

という訳で、残念だけどすっぱりIPAは諦めることにしました。😌

下のはIPA検証の前にエタノールを試したもの。ヘッダー用の元画。

こうしてエタノールだけで制作できますし

これはこれで良かったなと思います。

ボンちゃんたちのことも安心。
気楽になりました。

私に安全なアートを作っていきます❣️☺️

「小麦畑と青い空」 私のIPA使用最後の作


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