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新庄監督の意図を考察する(ことにハマっている😆)

わたしは、未知との遭遇にわくわくし、分かりきったことには飽きてしまう性分です😆
常に新しく意外性に満ちていて、どこまでも追究し続けることのできる教育が天職だと思ってきたので、指導者がどのような意図を持って指導を行っているのか、とても関心があります。

スポーツを応援していても練習を見るのが好きで、結果よりも過程に関心が向いているのもそのせいです。
ですから、実は監督やコーチの声には耳を澄まして、かなりしっっかり聴いています。また、選手同士の声かけにもアンテナ感度が高まります😆


さて、日ハムの新庄監督です。
選手会長の松本選手がNHKの北海道道で、「今シーズンは、選手が監督のやりたい野球を理解しはじめてきている。」というようなことを語っていましたが、しっかりみているとファンにも理解できるほど、監督の意図は明確です。

日ハムファンには当たり前のことかもしれませんが、他球団のファンの方々はそこまで注目しているわけではないでしょうから、今日は推しのPRもかねて語ってみようと思います。



2軍との連携(例えば、伏見寅威抹消)

伏見寅威捕手は、オリックスを優勝に導いた名捕手で、北海道出身の選手であることから日ハムへFA移籍をしてきた選手です。
当時の日ハムは正捕手がなかなか決まらず、優勝争いから遠ざかっており、待望の補強でした。

今季は、2000年生まれの田宮裕涼選手が台頭しマスクを被ることが多く、伏見選手はローテーションのうち、主に山崎投手と加藤投手の二試合を任されてきました。

新庄監督は、その伏見選手を一軍の登録から抹消し、期限を決めて二軍へ送ったのです。

他球団なら二軍行きは成績不振による降格ですが、新庄監督には明確な意図がありました。

  • 一軍での出場機会が減っていたことを補完するよう、二軍で試合に出すため。

  • 二軍の投手の投球テンポをあげるため。

  • バーヘイゲン投手の復活をサポートするため。(これはわたしの想像。)

山崎投手の登板に合わせて一軍に戻し、打席でも活躍すると共に、バーヘイゲン投手の好投を見事に引き出しました。

また、楽天との3連戦を終え、先発ピッチャーの山崎投手と金村投手を、登板の翌日にそれぞれ登録を抹消しています。
そうなると、今日からのロッテ戦は、中継を上げて総力戦だな!とか、オールスター明けにローテーションの再編をして、いよいよ首位奪取を狙っていくんだな。と思うわけです。
一行にも満たないSNSの小さな情報から、監督の強い意志を感じとることができるのです。

選手起用(複数制)

新庄監督は、今季で監督3年目です。
1シーズン目には「優勝は目指しません!」と宣言し、選手の育成と底上げに注力しました。

選手の力量を見極め、課題を与えて伸ばす。
その成果が如実に表れたのが、今シーズン開幕からの快進撃でした。

昨シーズンまで出場機会の少なかった選手が多数台頭し、レギュラー争いが熾烈になりました。
6月に一度チームの勢いは失速し負けが増えたのですが、選手の疲労をうまくとるために、交互に休ませながら選手起用をしたことで、7月に入ってチームのコンディションは上向いています。

ですからファンも、「推しの選手が今日は外された。」とは思わず、「今日はあの選手が休養なのね。」と考えることができます。

そして、誰が出ても戦えるし、ベンチには強力な交代メンバーがいる!と思えるのです。


選手交代(例えば、代走から田宮選手登場)

田宮選手が劇的なサヨナラ打を打った試合。
その試合のスタメンマスクは伏見選手で、田宮選手は試合の終盤、代走からの途中出場でした。

前日14失点の大敗で、捕手である田宮選手は、大きな責任を感じていました。
打てる捕手として、出場機会も伏見選手より多く与えられてきたのに、勝負強いバッティングさえも不振に陥っていました。

ただ、次の日の試合は金村投手の登板で、田宮選手はスタメンマスクのはずです。前日の大敗から気持ちを切り替える必要がありました。

そこで、代走からの出場です。
「走塁に好不調はない。」のです。
ですから、捕手として配球や打撃に自信を失いかけていても、走塁なら思い切って試合に入ることができます。

盗塁を決め、グッと集中が高まった田宮選手は、その試合最初の打席でヒット。感覚を取り戻したことで、あのサヨナラ打を放つことができました。
もちろん、次の試合も捕手として金村投手の良さを引き出し、勝利を掴むための女房役を見事に務めましたよ♪
起用にみごと応えた田宮選手!ほんとうにすごい選手です✨

監督のこの起用には、先を見る目と選手への愛情を強く感じました。選手を活かして伸ばす監督だと改めて思いました。

自然と生まれるグループリーダー

リーダーの背中を選手は見ています。
それは、教室で子ども達が担任の姿を見ているのと同じで、その振る舞いがモデルとなってチームの風土は作られていきます。

監督の考えやありようが、年長の選手たちに伝播して、自然と志を同じくしたグループリーダーがうまれます。

野手では伏見捕手、松本選手、投手では、偉人宮西投手です。

新庄監督の意図を理解して、若く経験に乏しい選手たちへ伝える役割を担っているのだと思います。
それは言葉であったり、背中であったりしながら。

褒めるよりも感謝を

指導の場面で褒めるということは、実はとても難しいものです。
プロ選手の集まりですから、出来て当たり前のレベルが高いからです。

小学生も高学年くらいになれば、簡単なことで安易に褒められることを嫌います。
「その程度だと思ってるの?」という調子で反発を招くことがあります。

監督の「まだ褒めないよ。」と言う言葉は、褒め言葉なのです。
「もっとできると思っているよ。」という裏のメッセージが込められているからです。

ですからその代わりに、新庄監督はよく感謝の言葉を口にします。それは、資質に対する評価ではなく、行動に対する評価です。

よく見ていないとかけられない言葉だからこそ、行動への感謝は信頼関係をつくります。

指導者の器以上の集団にはなりません。
ですから、日ハムの選手たちをみていると監督の素晴らしさがよくわかります。
新庄監督3年目の今季は、ほんとうに素晴らしいチームになっているからです。

おわりに

オールスターの1戦目が日ハムの本拠地、エスコンフィールドで行われるという追い風を受けて、日ハムの選手がたくさん出場します。

わたしの推しは、2000年生まれ世代のミレニアムズ。万波選手、田宮選手、水谷選手です✨
田宮選手は、なんといいますか…、堪えていましたが(これ以上推しが増えると大変なので。先日札幌開催のバスケット代表戦を観に行って、比江島Tシャツを買ったばかり)コロコロリンと沼に転げ落ちましたね。可愛くて仕方がありません🎵
まあ、見れば分かります。どれだけ可愛くてどれだけプレーがすごいか👍

ずいぶんたくさん書いてスッキリしました😆

以上が、新庄監督の意図を考察してみた、わたしの考えまとめです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ぜひぜひオールスターをご覧くださいね!

https://youtu.be/6aa6vc-_Aas?si=Tz1LSqhphQZcVvp3

なぜ「たそ」なのかといいますと、「ゆあたそ」と呼ばれているからです。わたしはたみちゃんと呼んでいます🤗



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