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すがわら、旅に出る。

旅ってなんやねん。

いきなりですが、僕は4月から京都を離れ、文字通り1年をかけ、全国3拠点を回る旅に出ます。

「旅」はさすがにかっこつけすぎました。正式には「フィールドワーク」です。詳しくは以下の記事を読んでもらえれば早いかと思います。


なんでまた急に、この時期に

皆さんご存じの通り、僕は4月から大学4年生。俗にいう就活生です。この記事を執筆している今日、3月1日が就活解禁日と言われる日に当たり、いよいよ就職活動が本格的にスタートしました。

本来であればエントリーシートやOB訪問、それに面接練習を重ね、内定獲得に向けて全力を注がなければならない時期、学年です。(大丈夫。さすがの僕でもそれくらいは分かってます。)

ですが、このプログラム参加者の募集を見た時、

「もしこれに参加できなかったら、
就職活動に失敗するよりも後悔する」

そう感じました。

とは言っても、就職活動をしないわけではないです。

3拠点、4名経営者の方々の傍で、観光や宿泊の“これから”を全力で考えていくと共に、就職活動を通して自分自身の“これから”についても全力で考えていく所存です。

また、京都を離れることになるので、学生コーチとして所属していた硬式野球部には直接参加することはできなくなります。ですが、データ班として引き続き活動し、神宮出場には全力で貢献していきます。

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そういや、旅、下手くそだった。

しかし、小学校から野球を初めてからというもの、観光という観光をしてこなかった僕。

唯一記憶にあるとしたら、大学2回のキャンプ終わりに思い付きで行った弾丸鎌倉一人旅。

江の島を遠目に見ながら、なぜか“さくらきんつば”なるものを食べ、大仏さんに「おおきいですね。」って言った記憶しかありません。

鎌倉いとこさんの期間限定「さくらきんつば」
めっちゃさくらでした。


そんな旅初心者&観光業界にそこまで触れてこなかった僕が参加を決意したのには、3つの理由があります。


ばあちゃんと桜とごま団子

父の実家は、岩手県北上市立花地区という場所にあり、祖父母は菅原商店という駄菓子屋を営んでいました。

当時から両親が共働きだったこともあり、ばあちゃんは僕と弟の2人を我が子のように育ててくれたのを覚えています。

家のすぐ側には展勝地という桜並木の名所があります。
春には150種1万本もの桜が咲き誇ります。京都の桜も綺麗でしたが、僕は展勝地の桜が1番好きです。🌸

北上市観光コンベンション協会HPより

春になるとお店ではお団子を出し、多くの観光客がその団子を買って花見に興じていました。

僕はそのお団子(特にごま)が大好き(聞いてない)で、毎年春が待ち遠しかったです。🍡

お団子を買いに来る観光客と、それを売るばあちゃんとの楽しそうな会話、表情は今でも鮮明に覚えています。

祖父母が亡くなった今、家は空き家となってしまいました。北上市の観光客は年々減少しており、かつての観光客で賑わっていた風景が失われていくことに切なさを感じています。

魅力的な観光資源はあるのにどうして、、、

今回まわる3拠点では、それぞれが持つ観光資源が大きく異なります。

それぞれの拠点、地域が、それら観光資源とどう向き合っているのか。あるいは、これからどうしていかなければならないのか。そういった観点を持っていきたいと思います。


甲子園に出たからこそ見れたもの

2つ目の理由は、高校時代にあります。
春、夏と甲子園に出場させて頂いたため、宿舎であるチサンホテル神戸には冗談抜きで50日近く泊まりました。

チサンホテル神戸は岩手と香川の出場校が泊まることになっていたため、長年お世話になったホテルでもあります。(つい先日、3月21日をもって閉館することが決まったようです。。)

元支配人の増田さんには大変お世話になりました。初めて訪れた時にはわざわざ出迎えて頂いたり、支配人の職を辞されても応援に来ていただいたり。

今でも、お別れの時に頂いた名刺は手元にあります。


バイトをしてた“えのしょー”こと榎本さんにもお世話になりました。

試合の日の朝は早く、冗談交じりに文句を言いながらも準備してくれる姿は、一見ホスピタリティとはかけ離れているかもしれません。

でも、逆にそんな姿が、張り詰めた僕達の雰囲気を和ませてくれていました。多分本人無意識だけど。
(大学に入っても仲良くしてくれて感謝しかないです🙇‍♂️また飲みに行きましょう。飲めないけど。)

その他にも、毎回温かく迎えてくれたフロントの方、毎食大量の美味しい食事を用意してくれたレストランスタッフの方々、毎日部屋を綺麗にして頂いたハウスキーピングの方々、、、

挙げだしたらキリがありません。
それくらいチサンホテル神戸にはお世話になったし、思い出が詰まっています。

僕がホテル、宿泊に興味を持ったのは、こういった経験が背景にあります。



観光は、お遊びなんかじゃない。

最後の理由。
それは、オンラインで開催された説明会にあります。

ファシリテーターの栗田さんを中心に4名の経営者が、TOUCAにかける思いやこれからの観光の課題を熱く語る姿はそこにありました。


特に雇用に関する課題は、僕が就職活動で人材業界を見ていたこともあり、改めて複雑かつ深刻なものだと感じました。

ここに関する課題を探り、解決に向けて動くことはチャレンジしてみたいことの1つでもあります。

「“余裕があるから受け入れる”のではなく、
“本気で求めているから欲している”」

説明会の中で特に印象に残った、立花さんの言葉です。

今求められていることは何なのか、自分に出来ることは何かを模索し、行動に移していこうと思います。


両親へ

今回の僕の突拍子もない決断に背中を押してくれた両親には感謝しかありません。

父は自身が奨学金の返済に苦労した経験から、僕達には奨学金無しで大学に通えるようにしてくれました。
それに加え、一人暮らしの家賃、十分すぎる仕送り、毎月の部費。

度々送られてくるご飯のお供と、恐らくコストコで買ってきたであろう食べかけのお菓子は、料理音痴の僕を何度も救ってくれました。

※ポロ(犬)の特技は高速移動のため、
画像に一部乱れがございます。

今回の件もあり、今まで沢山の迷惑をかけ、苦労させてきた分、両親に恩返しをすることは人生の最重要課題だと改めて思うようになりました。

本当にありがとう。
もうしばらくかかりそうだけど、待っていてください。


そして僕は、旅に出る。

フィールドワークです。またカッコつけました。

こんな感じで無駄なこと、言いたいことをぶち込んだら、3000文字近い長文になってしまいました。
すみません。以後気をつけます。


最後に。この1年で何が得られるのか、学べるのかというのは未知数だし、色んな不安ももちろんあります。

ですが、やるとなったからには、できること全てに全力を注ぎたいと思います。全力で働くし全力で休みます。

noteもちょくちょく更新していく予定です。

皆さまどうかこの1年間、頑張る僕を温かく見守っていただければ幸いです。

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