【短編】クソみたいな人生①

2021年12月24日。今年ももうすぐ終わる。今年はどんな一年だったろうか。
こんなことをイブの夜に考えるなんて、僕はどうかしてしまったのだろうか。
––––––––––––どうにかなるに決まっている。

今は、病んでいる。その一言に尽きる。全てがうまくいかない気がしている。
病んで良いことなんか何一つないのに、どうして人は病むのだろうか。––––––––––––病みたくて病んでいるわけじゃあない。

そもそも、人は裏切られる生き物だ。なぜなら、人はどこぞの誰かを信じる生き物であり、得体も知れない何かに期待する生き物だからだ。がっかりするのが嫌なら、信頼感を抱いたり、期待をしたりしなければ良いのに、なのに、間違い続ける。それが間違いとは、認めたくないものだ。しかし、僕だって、無意識の内に裏切っている。それは、自分に実力がないから、権力がないから、財力がないから。認めても、どうにもならない、何かしない限りは。––––––––––––何かした結果がこれか。

何かしようとしても失敗を続ける僕は、これからの未来にどう向かっていけば良いのだろうか。今日は久しぶりに病んでいるから、余生をどう生きたら良いかと思わず考えてしまった。––––––––––––あとは死ぬだけ。

1日が、終わる。明日が来ることは、当たり前じゃない。
日々を大切に、じっくり時間を使いたいからこそ、時間を無駄にする。
ダメとわかっていることだから、そうしてしまう。––––––––––––本当は、ずっと目を閉じていたいくらいに、眠り続けていたくてしょうがない。

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