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他部署と共通認識を確立することの難しさよ

なんでこんな簡単なことができぬのだ……?
ちょっとの手間でみんな幸せになれるのに……。
はなからフォローしてもらうのが当たり前みたいな甘えた仕事の姿勢はどうなんじゃい。

ってとこまで書いてふと、この前の正月に帰省した際、父親から軽く注意を受けたことを思い出した。

歯磨き粉を、最後まで絞り切ってゴミ箱にポイしたんだよね。
そして新しいのを出さなかった。
だって私は絞り切った分で歯が磨けたので。
その時の私に、新しい歯磨き粉は必要なかった。

あ〜ごめんごめん!
で済む話なのに、みんな使うんだから誰が出してもいいし、必要になった人が出せばいいじゃん?
みたいな屁理屈をこねて、素直に謝らなかった。
あまりにも大人げない。
反抗期か?
お恥ずかしい。

寡黙気味な父親から注意されるっていうのが、実家に住んでた10代の頃にも滅多になかったので、なんかちょっとびっくりしたから、ということで。

ごめんねパパ。

ところで私がこねたのは屁理屈だったのか理屈だったのか、せっかくなのでちょっと真剣に考えてみる。

歯磨き粉を使い切った私は、歯磨き粉がなくなったことを知ってるけど、父親は知らない。
所定の場所に歯磨き粉がないと、あれ?どこいった?ってなる。

使い切った人が新しい歯磨き粉を出せば、この探すというアクションが省略できる。
二人の人間の労力和を最小にするなら、やっぱり正解は、使い切った人が新しいのを出しておくことだったと思うんだけど、どうだろうか。

私が出しとかないと、次に使う人が歯磨き粉を探しちゃうよなって、リアルに想像できなくても想像しようとするのが思いやりだし、限られた時間や脳みそのキャパを圧迫しないようにするためのツールが、信頼だと思う。

労力和とかこまけーことは置いといて、おとんが言うてんねんから謝って次からは出しとけってこと。

話を戻すと、他部署のことは想像がリアルにできないのかなと思う。
この手順を踏まないと、どう困るのか、なぜ手間が増えるのか。
まぁ仕方ないかなとも思う。
私も他部署のことはよくわからん。

それでも仕事を部署ごとに分担してるのはなんでだ。
時間や脳みそを節約するためじゃないのか。
なぜ必要なのかわからなくても、必要と言われたらきっちりやってくれればいいのに。

つまり信頼されてないのかな。
もしくは共有した情報がそれにしたって少な過ぎたか。

結局、コミュニケーションに帰ってくるんだなぁ。不本意だけど。

適当にボールを投げても、なんとかしてくれるだろっていう甘えが見えるんだよなぁ。
どこまでが誰のボールかって、押し付け合いはしたくないけど、ボールのコントロールが下手くそでもせめて、思いやりを持って投げてくれ。

そして自分を振り返る。
ちゃんと思いやり持ってボールを投げ返してるかな。
自信ないわ。
もう一回謝っとこ。

ごめんねパパ。

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