スタンフォードで学んだ最強の意思決定/籠屋邦夫/★★☆☆☆

三菱化学、マッキンゼー、ATカーニーで活躍された著者が、ディシジョンマインド社を立ち上げて執筆した本書。新国立競技場の議論の意思決定を具体的な事例にとり、意思決定のプロセスを細かく描写している。組織長にスムーズに、確からしい意思決定してもらうための企画職としてのフレームワークがたくさん。意思決定を上での組織長の心持ちについての描写は、やや弱いと感じる部分もあるが、一読の価値あり。

▼おすすめのヒト
・意思決定する組織長をサポートする企画担当
・意思決定を迫られる組織長

▼印象的なコト
・独力・即断だけではなく、衆知・熟断が大切
・最後はうれしさの総和とパッショネット・エイヤ！で意思決定する