尾瀬のミニ観察~第7回~
前回は、「ウメバチソウ」を紹介しましたが、今回は「ザゼンソウ」についてご紹介します。
(7)「ザゼンソウ」
(花期:5月上旬~6月上旬)
ザゼンソウは、案内していただかないと発見できない地味な植物だが、ユニークな花の姿に人気がある。紫褐色の苞がまだとんがり帽子形でわずかに隙間ができたとき、中では雌しべが花粉を待つ状態になっている。気温が0度に近いときでも、その苞の中は、10度以上に保たれている。この温かさと、臭いでハエの仲間を誘い花粉を運ばせるのだという。たぶん晴れた日に、ハエの仲間が来るのだろと思うが、私にはまだ解けない謎のままだ。(写真は片品村で)
次回は、「ワタスゲ」についてご紹介します!