最期を示す5つの兆候、看取りの覚悟を決めた妻と義母【末期ガンの義父の話】
自宅で終末期を過ごしている義父が、夜中にフラフラと起き上がり義母に暴言を吐いたそうです。
義父は聖人のように穏やかな人だったため、義母は大変なショックを受けました。
モルヒネの副作用で幻覚が見えることもあると言われていたとはいえ、大切な人から心無い言葉をぶつけられると、心がズタズタになります。
義母の話を妻から聞くと、僕たちは改めて終末期の患者について調べました。
すると、末期のがん患者には
『最期の一週間』
と呼ばれる特徴的な時間があることがわかりました。
また、『死期を知らせる5つの兆候』があることもわかりました。
終末期を家で過ごすと決めて以降、週に何度か訪問看護のスタッフさんが来てくれていましたが、このあたりのことをなぜか具体的には教えてもらっていませんでした。
スタッフさんを責めても仕方がないので、僕たちが勉強したことを、妻から義母に伝えてもらうことにしました。
まず、『最期の一週間』については・・・
ほとんど寝ているようになる
終末期せん妄が起こりやすくなる(お迎え体験)
体温、血圧が上下する
呼吸が苦しそうになる
手足の色が変わる
声をかけても目を覚まさなくなる
下顎呼吸が起きたら最期の時が近い
ということが起こりうることを義母に伝えました。
義母も、終末期せん妄が誰にでも起こりうることだと理解し、ショックが和らいだと言っていました。
詳しくは、こちらの動画が参考になりました。
そして、『死期を知らせる5つの兆候』については・・・
意識混濁(亡くなる1~2週間前から起こる)
死前喘鳴(呼吸とともにゴロゴロという音が出る、亡くなる2日前)
下顎呼吸(アゴを上下に揺らす呼吸、苦痛はない、亡くなる7~8時間前)
四肢のチアノーゼ(亡くなる5~6時間前)
手首で脈が測れなくなる(亡くなる2~3時間前)
なかなか素人では判別が難しいですが、知っていると知らないとでは、気持ちの面で全然違うので、辛いことですが、すべて義母に伝えました。
詳しくは、こちらの動画が参考になりました。
ドクタートッシュさんは、長年ホスピスに勤務されてきた方のようです。
その経験がYouTubeを通して、ひとつの家族に伝わり、モヤモヤを解消してくれました。
とても助かりました。ありがとうございました。
義父の最期に向けて、少しずつ心の準備をしていきます。
例のごとく、僕は妻に寄り添うことしかできません・・・。
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